土 植物・生物 だんごむしってどんなむし?

2020年7月9日

テーマ:
土/植物・生物
年 齢:
3歳児
ねらい:
身近な小動物を見たり触れたりして興味を持つ。
小さな生き物に命があることを知り大切に扱う気持ちを持つ。

活動内容

 

園庭で遊んでいると3歳児のAくんが手のひらいっぱいにダンゴムシを握っていました。

お片付けの時間になっても「逃がしたくない。」とAくん。

飼育ケースを用意すると、中にだんごむしを移し入れて、お部屋で見ることになりました。

しかし次の日だんごむしを見てみると、全く動きません。

「だんごむし かたまってる。」「どうして?」

 

『ぼく だんごむし』 の絵本を読み聞かせると、飼育ケースに入れただけでは死んでしまうことや土や水がいること石、葉っぱ、新聞紙を食べることを知りました。

「石をたべるんだって。」「新聞紙もたべちゃうって。」「なんでもたべちゃうのかな。」「だんごむしすごいね。」

早速、園庭で見つけたものや部屋にある広告紙や新聞紙を飼育ケースに入れて「だんごむしのおうち」を作りました。

 

「砂をいれよう。」

「たいらにしようね。」

「この石がいいかな。こっちの葉っぱも持っていこう。だんごむしさんうれしいかな。」じっくりえらんで飼育ケースにいれました。

絵本を見て環境を整えた「だんごむしのおうち」を完成させ嬉しくなった子どもたちです。

毎日だんごむしを見たりお世話をしたりして楽しんでいます。

子ども達のきづき

子どもたちは だんごむしがどんなところにいるかよく知っています。

「お庭のすみっこにいるんだよ。」

「ここにもいるかな?」「ここはどうかな?」

「あれ、うごかないよ。」「なんでかな。」「しんじゃった。」どうして動かなくなったのか死んでしまったのかさみしい気持ちになった子どもたち。

絵本を通して環境を整えた「だんごむしのおうち」にそーっと移します。

「もぞもぞ うごいてる。」「だんごむし元気だね。よかったね。」

 

「だんごむしさん かわいいね。」「まるまっているね。」小さい生き物が大好きな3歳児さん。

「ほらみて あるいてるよ。」「あしがいっぱいあるよ。」発見したことを友だちにもお知らせします。

「だんごむし 目があるんだよ。」

「えー?どこに??」と保育士がびっくりしていると

「ほらここに書いてある。」と絵本を見せてくれる女の子。

事例に対する保育者の思い

Aくんの「逃がしたくない」という気持ちを大切にしたいと思い、飼育ケースを用意しました。なぜ死んでしまったのかを考えることはまだ難しいようでしたが、絵本を読んだことで新たな気づきや発見につながり、周りの子ども達のなかにも興味が生まれたと思います。

友だちと一緒にだんごむしを探し、土、石、葉っぱを集めてお家を作る体験を共有することができ、普段はあまり虫を触ろうとしない子も興味を持って楽しむきっかけができたと思います。

絵本を通して環境を整えた安全・安心な「だんごむしのおうち」は子どもたちにとっても安心感につながるのかなと思います。

これからも、季節ごと生き物に触れたり見たりと身近に感じることを積み重ねていきながら、命がある、大切に扱うということを感じていってほしいと思います。

あずみのしりつあるぷすにんていこどもえん 安曇野市立アルプス認定こども園

園の形態 普及型
代表者氏名 園長 : 山﨑 美和
運営法人 安曇野市
運営法人代表者名 安曇野市長
園の設立日 1975.4.1
認定日 2015.10.13
区分 認定こども園
住所 〒399-8204 安曇野市豊科高家3259
エリア 中信
お問い合わせ先 TEL : 0263-72-1432 
FAX : 0263-72-1432 
MAIL : kodomoshien@city.azumino.nagano.jp
ホームページ https://www.city.azumino.nagano.jp/site/hoikuen/
定員数 未満児 : 21人 3歳児 : 30人 4歳児 : 30人 5歳児 : 30人 6歳(学童)以上 : 0人
基本開所曜日 月,火,水,木,金,土
基本開所時間 7時30分〜19時
延長保育の有無 要問合せ
園児募集 要問合せ
保育者募集 要問合せ