2018年5月30日

テーマ：

土／植物・生物／空・天気／人・地域

年　齢：

３歳児

ねらい：

身近な環境に親しみ、自然と触れ合う中で、様々な事象に興味や感心を持つ。

自然豊かな信濃町・・・保育園の周りにも自然がい〜っぱい！

今の季節は何があるのかな？どんなお花が咲いてるかな?虫はいるのかな？ということで、お散歩に出かけることにしました。

年少さんになってから初めてのお散歩。

４、５歳のお友だちに手をつないでもらい、一緒に連れて行ってもらいました。

道の歩き方・渡り方も教えてくれる、頼もしい年長さん。

手をあげて、車の人に合図して渡るんだよ、とお手本になってくれます。

そして無事、公園に到着。

すぐに、お花が咲いてるー！松ぼっくりが落ちてるよ！と色々なものを発見する子ども達。

見てー！葉っぱに松ぼっくりがくっていているよ。いらっしゃいませ〜バーベキューができましたよ。いかがですか？

葉っぱをお肉や野菜に見立てて、木の棒をトングにして、遊びが広がります。

子ども達の発想力ってすごいですね。何でも遊び道具に変身してしまいます。

こんなに松ぼっくりを見つけたよ。お家にお土産に持って帰りたいなぁ・・・

お花や木の実、虫、などなど・・・色んなものが見つかりました。手にいっぱいに持って、家や園に持ち帰りたい、お土産にしたいと子ども達。ポケットをお土産で膨らませて、保育園に帰って来ました。

お散歩で、たくさんのお土産を持ち帰りたい子ども達。ポケットに入りきらないものもありました。

「ねぇ、先生。今度は袋持っていってよ。」

「でも一緒に入れたら、誰のか分からなくなっちゃうよ。」

「じゃあ、みんなの分の袋があればいいんじゃない？」

子ども達の声から、お散歩バックを作ることにしました。

牛乳パックの入れ物をかわいく装飾して自分のバックを作ります。

さて、いよいよ、お散歩バックを持ってお散歩へ。何を入れようかなとワクワクしながら向かいます。

公園に着くと、早速色々なものを見つけ始める子ども達。

「草の中にカエルがいるよ！」「どこ〜どこ？」

「しー！静かにしないと逃げちゃうよ。」

「ねぇねぇ、この奥に何かいそうだよ」

「あ！この棒を使って探ってみよう。」

「木の上には、松ぼっくりがあるよ。」

「んー・・・とれないねぇ・・・」

「長い棒があったよ！これでとれないかなぁ？？」

「見て見て！お土産にするんだー！」自分たちで作ったお散歩バックにたくさんのお土産を持って満足そうに保育園に帰って来ました。

そして、お散歩で色々な生き物を見つけるうちに、生き物に興味を持った子ども達。園庭でもダンゴムシやカエル、ミミズなどを見つけて飼ってみたいという声も上がりました。

そして、そーっとカブトムシの幼虫の入った虫カゴを廊下に置いておくと・・・ほとんどの時間は土に潜っている幼虫。「なにがいるの？」「何もいないね」と土だけが見える虫カゴを興味深そうにのぞいていました。

しかし、ある日子ども達がぐっすり眠っていたお昼寝中。幼虫がにょきっと顔を出しました。叫びたい気持ちを抑えて写真を撮り、翌日子ども達に見せてみました。「わー！何、何？」「だんごむし？」

この白い物が何なのか分からず、ずーっと写真とにらめっこしていましたが、そっと本を置いておくと「ここに似ているのがいるよ！」と幼虫を発見し、今度は写真と本のにらめっこです。何になるのか楽しみにしている子ども達、これからの子ども達の反応と気づきが楽しみです。

何にでも興味・関心を持つ子ども達。自然の中いると、自分たちで考えて遊具を作ったり、見つけたり、遊びが広がったりと、生き生きと遊んでいます。その声や姿、興味のあることを取り入れながら、日々を過ごしていきたいなと思います。