2018年3月23日

テーマ：

植物・生物／人・地域／食

年　齢：

全クラス

ねらい：

地元の食材に興味・関心を持ち、みんなで楽しく味わう。

早いもので卒園式までもうあと数日。

今年の信濃町は雪解けも早く、園庭の花壇にはチューリップの芽も顔を出し始めています。

まだ少し冷える信濃町ですが、陽気も過ごしやすくなった今日、子ども達は久しぶりにお散歩に出かけていました。

お散歩から帰ってくると、

「これ、◯◯先生にあげるんだ！」

と元気な声が聞こえてきました。

ふきのとうとオオイヌのフグリの花を摘んできてくれました。

「これ、食べられるんだよ。お家に持って帰って今日の夜食べてね。」

と春を感じる嬉しいお土産をもらいました。

年長児さんが卒園を迎える、保育園の１年の締めくくりとなる今月、

保育園でもたくさんの嬉しいプレゼントを地元の方々からいただきました。

毎月、地元の牧場で育った乳牛からとれた牛乳を使った、まろやかでおいしいヨーグルトを納品してくださる業者さんが、

みんなが大好きなのむヨーグルトをプレゼントしてくださいました。

いつもはおやつの飲み物として提供していますが、せっかくのプレゼントですので、

お昼のメニューが軽めの日に、お昼のデザートとしてつけさせていただきました。

みんなとっても喜んで、ごはんを食べる前から、のむヨーグルトが気になって仕方ありません。

０・１歳児さんは、やっぱり飲みたいですよね。

それぞれの好きなタイミングで。

２歳児さんもお昼の麻婆豆腐をあっという間に食べ終え、のむヨーグルトをゴクゴク。

いつもはコップに分けて飲んでいるので、１本飲むのは初めて。

でもみんないい飲みっぷり！

ヨーグルトといえば、未満児さんはやっぱりこの姿が可愛らしいですよね。

みんないいお口ですね。

幼児さんは、のむヨーグルトも飲み、人気メニューの麻婆豆腐もおかわり！

みんなも春よりも体も大きくなって、食べる量も増えたね。

黒姫高原牧場さん、ありがとうございました。

そして、今日の給食は！

地元野尻湖でとれたわかさぎを使ったかきあげでした。

このわかさぎも、地元の漁業組合さんのご厚意で、保育園にプレゼントしていただきました。

保育園の給食でわかさぎを提供するのは初めてです。

保育園の保護者の方々とのつながりで実現することができました。

ありがとうございます。

前日、届けていただいたわかさぎを子どもたちと一緒に見たり、触れたりしました。

恐る恐る触ってみて、

「ぬるぬるする・・・」と言う子や、

「触ってみたい！」と興味深々な子、様々でした。

野尻湖でとれる魚だよ。と伝えると、

「えー！？すごい！」と驚いたり、

「わかさぎ、釣りに行ったことあるよ」

「天ぷらにして食べたよ」

とさすが土地柄ですね。食べた経験のある子もいましたが、

わかさぎに馴染みがない子も中にはいたので、今回はとても良い機会になりました。

実は、このわかさぎ、こんなにたくさんいただいたんです！

とってもきれいで可愛らしいわかさぎがたくさん！

子ども達にもぜひ見てもらいたいと思い、持っていくと、

「わー！すごい！」とみんなびっくり！

「でも魚のにおいがすごい！」

「触ってもいい？」

と見たことのない量の魚に興味津々でした。

中でも、

予想外に０・１歳児さんが興味深々で、それぞれに間近に覗き込んでいました。

でも、初めての給食でのわかさぎ、子ども達は食べてくれるかな。

と少し心配して当日の今日、お昼の時間。

お部屋を見に行くと、

２歳児さんも、昨日見たお魚を覚えていて、みんなパクパクよく食べてくれていました。

担任の先生が魚の名前を聞くと、

「わかさか！」

と可愛い答えが返ってきたそうです。名前は難しいですね。

０・１歳児さんは手づかみで。

おかわり！２個めもぱくり！

こちらでは、自己流アレンジ！

小さくちぎって、みそ汁に浸して、ぱくり！

天つゆのようで、おいしそうな食べ方ですね。

担任の先生が、今回のわかさぎ提供の橋渡しをしてくれた隣のクラスの子のお父さんのことを話すと、

「◯◯ちゃんのお父さんに早く会いたいな」

「ありがとうって言う」

とってもしっかりした１歳児さんにびっくり！

幼児クラスでも、

「お家でも天ぷらで食べたよ」 「おいしかったー！」

たくさんおかわりしてくれた子もいました。

年長クラスでも「おいしい！」とみんなよく食べてくれていました。

魚の名前を聞くと、

「かわさき？」

やっぱりちょっと難しいですね。

これからまた、地元の食材を子ども達にどんどん紹介していきたいと思います。

野尻湖漁業共同組合さん、

情報をくださったり、橋渡しをしていただいた保護者の皆様、

今回は本当にありがとうございました。

地域の方々のご協力により、地元の食材を子ども達に提供できること、とてもありがたいことだと感じています。

子ども達に地元の特産品や伝統料理などを伝えていくことも、食育として大切にしていきたいと思っています。

また、今回のように、地域のみなさんと保育園とのつながりも大切に、子ども達が地域のことを知る楽しい体験ができる機会をたくさん設けていけたらと思っています。

今回は様々な皆さんのご協力により、子ども達のたくさんの笑顔を見させていただくことができました。

本当にありがとうございました。

今後とも、どうぞよろしくお願い致します。