2025年10月6日

テーマ：

植物・生物／人・地域

年　齢：

4歳児

ねらい：

・生き物を育てる経験を通して身近な自然や命に興味をもち、大切さを感じる。

虫探しが大好きな子どもたち。虫網と虫かごをもって虫探しをしていると・・・黒くてトゲトゲの幼虫を発見しました。

図鑑で調べると「ツマグロヒョウモン」という蝶の幼虫だと分かりました。

「トゲトゲは毒なの？触れるの？」「何をたべるのかな？」

飼育ケースやパンジーの葉っぱを準備し、お世話がスタート！

パンジーの葉っぱをモリモリと食べ、日に日に成長する様子に、子どもたちは驚きと興味を深めていました。

「大きくなってる！！」「たくさんうんちしてるよ！」

餌も食べず、幼虫が動かなくなると・・・「蛹になってる！！！」

「キラキラしていて綺麗だね」

待ちに待った蝶へ変身すると．．．「きれいだね～！」「ほんとに図鑑にいた蝶になったよ！」と大盛り上がりでした。

子どもたちは蝶まで育てられた喜びとともに、小さな命とのお別れを経験しました。「またね！保育園に遊びに来てね！」「元気でね！」と優しい声をかけながら、蝶を見送りました。

「幼虫を見つけた場所にあるお花なら食べそうだよね」

「持っていってあげてみよう！！」

「やっぱりこの葉っぱが好きなんだね！」

「昨日よりも大きくなってる！」「ウンチもたくさんしてるよ！」

「みてみて！蛹が銀色でキラキラしていて宝石みたい！！」

「こっちの蛹は金色のキラキラだよ！」

「蛹の中ってどうなっているんだろう？」

「模様の違う蝶がいるよ」

「またつかまえて育ててみたい！」

「おうちでもパンジー育てたら来てくれるかな？」

「また会いに来てくれるかな？」

普段なら「ちょっと触りたくないな」と思ってしまうようなトゲトゲした見た目の幼虫。でも、子どもたちはそんな幼虫に興味津々で「育ててみたい！」と目を輝かせながら関わる姿がありました。図鑑を開いて調べたり、葉っぱを探したりと、日々のお世話を通して「大きくなってきたね」「さなぎになったよ！」と変化に気づき、楽しんでいる様子がありました。命に触れる体験を通して、自然と寄り添う気持ちや優しさが育まれていることを感じました。保育士としても、子どもたちの真っすぐな眼差しに改めて気づかされることが多く、一緒に育ちあう保育の大切さを実感しています。これからも子どもたちと共に、様々な発見や驚きを楽しんでいきたいと思います。