植物・生物 とんぼになったよ!

2021年8月23日

テーマ:
植物・生物
年 齢:
4歳児
ねらい:
身近な小動物に興味を持ち、友達と一緒に、生命の不思議さに気付き、飼育することを楽しむ。

活動内容

 

オタマジャクシを捕まえに出かけた時、オタマジャクシの中に子どもたちの知らない虫がいました。

「これ何の虫かな?」「蚊かな~」子どもたちはすぐに「やご」とは分からず興味津々で飼育ケースに入れて

クラスに持ち帰りました。

クラスに戻ると早速図鑑を持ち出して飼育ケースと図鑑を見比べている姿がありました。

図鑑のページをめくりながら「この虫じゃないの?」「足が似てるよ」「え~なんか違うよ」などそれぞれが感じたことを出し合っていました。

登園すると真っ先に飼育ケースに様子を見に行き、「あれ?どこにいるんだろう?」と泥をかき混ぜて探したり、テラスに出して明るいところでみんなで見たりして生まれるのを今か今かと待っていました。

ある日飼育ケースの端っこにある木にトンボがとまっているのを発見した子どもたち。

「なんでトンボがいるの?」「トンボなんて飼ってなかったよ」

一人の子がやごの抜け殻に気づき「あれ?これなに?」

「これ、とんぼの抜け殻!」「ちがうよ。やご?の抜け殻だよ。」先日、読んでもらった「はぐろとんぼ」の絵本を覚えていたようですぐにトンボだと気づきました。

「ここから出てきたんだぁ…。」と不思議そうに抜け殻を見たり触ったりしました。

すると、子ども達から「こんな小さな所にいたら可哀想だよ。」「逃がしてあげよう。」…と、声が上がりクラスで話し合い天気の良い日に逃がしてあげる事にしました。

「なかなか飛んでいかないね。」

「小さくて見えない…。」

「一緒にいたいのかなぁ…。」

なかなか羽ばたかないトンボを見て、口々に思ったことをつぶやく子ども達です。

 

子ども達のきづき

「先生!トンボは縦に飛ぶんじゃない?立ててみてよ!」

「そうかも!」「立てたら飛んでくかも!」

という事で、止まり木を立てて、「がんばぁれ!がんばぁれ!」と応援しながら

しばらく見ていると……

「あ」

「飛んだ!」

「やっぱり縦に飛んだねぇ」

「もう見えない。」「どこま飛んでいくのかな?」「友達のところかなぁ」

「じゃあね~。元気でね」と飛んで行ったトンボの姿をいつまでも見ていた子ども達です。

事例に対する保育者の思い

トンボの赤ちゃんってなんか怖い…と言っていたり、何を食べているんだろう…と、見たままを話してる子ども達でしたが、やごの成長する姿をみて、「生き物って不思議だね。」「知らないことがいっぱいだ!」と“気づき”、“知りたい”と思い、“調べてみる”ことを友達と経験できました。

この経験から命の不思議さや大切にする心が育てばいいな、と思いました。

トンボさん、元気でね~。

あずみのしりつほたかにんていこどもえん 安曇野市立穂高認定こども園

園の形態 普及型
代表者氏名 園長 : 横川 尚子
運営法人 安曇野市
運営法人代表者名 安曇野市長
園の設立日 2000.4.1
認定日 2015.10.13
区分 認定こども園
住所 〒399-8303 安曇野市穂高9175
エリア 中信
お問い合わせ先 TEL : 0263-82-6772 
FAX : 0263-82-6772 
MAIL : kodomoshien@city.azumino.nagano.jp
ホームページ http://www.city.azumino.nagano.jp/kurashi/kosodate/hoiku/renrakusaki/ninkahoikuen.html
定員数 未満児 : 30人 3歳児 : 60人 4歳児 : 60人 5歳児 : 60人 6歳(学童)以上 : 0人
基本開所曜日 月,火,水,木,金,土
基本開所時間 7時30分〜19時
延長保育の有無 要問合せ
園児募集 要問合せ
保育者募集 要問合せ