2017年2月10日

テーマ：

土／空・天気／人・地域

年　齢：

３歳児

ねらい：

自然の中で様々な事象に興味を持ち好きな遊びを楽しむ。

今年は豪雪の影響で保育園にも大きな雪山が完成し、毎日尻滑りを楽しんで遊んでいます。

そんな中、５歳児が「近くの公園で遊んできた―!!」と元気に帰ってくる姿を見て「行ってみたい」と盛り上がっていたので天気の日に合わせて雪遊びに出発しました。

目指すは『小丸山公園!!』

いつもはおなじみの公園も季節が変わると別世界ですね。

早速、雪の壁がお出迎え。先に来ていた５歳児のお姉さんが手を貸してくれました。

楽しそうな声に向かっていくと・・・

「じゃーーーん！！」

「ここ、階段だよね。」と確認するほど、長いすべり台が出来ていました。

「早く滑りたい」とワクワク・ドキドキの子ども達です。

ちなみに春と冬。これだけ違うのです。四季折々を楽しめる子ども達は幸せですね。

早速、勢いよく尻滑り。

ところが、いまいちスピードが出ません。

「先生、肥料袋、貸してください。」

と使い始めた途端、勢いが違います。途中で後ろ向きになっても、転んでも楽しくて仕方のない子ども達。

息を切らして登っていた階段の傾斜も気にならずに何度も何度も登って尻滑りを楽しんでいました。

そのうちに「先生穴がある」と発見した子どもに呼ばれていってみると奥まで続く大きな穴。

「中にお化けがいるんだよ」

とのぞいていました。

遊ぶ中で、木に雪がくっつくことを知ったり、落ちていた木の枝を刺して木のケーキを作ったりと思い思いに遊び込む姿が見られました。

「また来ようね。」と約束して保育園に帰りました。

初めて冬に出掛ける園外保育。

スノーブーツは歩きずらさもありますが、毎日、雪の上を走り回っている為、歩くことも上手です。

おなじみの散歩コースが季節が変わることで新しい景色に見える不思議さを子ども達と共有したいと思い出かけました。

何度も尻滑りする子は、ただ楽しいだけではでなく、転ばないように体重のかけ方を工夫しています。

沢山の穴の中を覗きこみ、おばけという世界が広がり想像の世界を楽しむ子がいます。

今日の雪は木にくっつく事に気付きます。

短い時間の中でしたが、直接的な体験を通して子ども達の心が揺り動く姿を感じました。

信濃町は雪深くなかなか散歩に出る機会も少ないのですが、時々は新しい発見を探しに出掛けたいと思います。