2020年10月23日

テーマ：

植物・生物／空・天気／人・地域

年　齢：

５歳児

ねらい：

・地域にある虚空蔵山のことを知る。
・山の自然に興味、関心を持ち、見たり、触れたりする。
・友だちと一緒に最後まで歩く。

丸山保育園では年長になった秋、地元にある虚空蔵山に登る登山が恒例となっています。

今年も年長児３名と職員、地域の方に応援していただき登ってきました。

事前に職員が下見で撮ってきた写真を使って地図を作りながら「楽しみだね～！」

登山のことをよく知っている矢ケ崎先生に服装のことも教えてもらい・・・

途中でお腹がすくので「ランチパック（パンの商品名）」を自分たちでお買い物にも行きました。

そして当日、これからお出かけ、小さいお友だちがお見送りです。

「いってらっしゃい、がんばってね～」「いってきます！」ドキドキで出発です。

ふもとの白山神社で「無事に行ってこられますように！」とお願いしました。

登り始めると地図がありました。「今はここにいるけど、この上の方まで登るよ。」

「大丈夫かなぁ？」

途中の石灯籠に到着、山の神様にお賽銭をいれてここでも「無事に登れますように！」とお願いしました。

ここでお楽しみのおやつタイムふたつ入っているランチパックの中のひとつだけ食べて元気をだして登ります。

ここからが、いよいよ本格的な山道。足に力を入れて登ります。

「この葉っぱ何かなぁ？」「匂いかいでごらん、何の匂いががする？」

「あぁ・・・！みかんの匂いがする」・・・和子先生は山のいろいろなことを教えてくれます。

いろんな葉っぱを見つけたよ！　「大きいね。」「顔みたいだね。」

「あれ？建物が・・・」　「やった～！　ここが頂上虚空蔵山だ！」

「皆で作った登頂記念版を飾ってお参りします。」

頂上から見る景色。「皆の街が見えるね。」「葉っぱがきれい。」

紅葉はまだ少し早いかなぁ・・・でも遠くの山には雪景色。

いっぱい歩いてお腹すいた。お母さんが作ってくれたおにぎり、おいし～～～

「これ、山の神様の王様だよ。」「きっとそうだね。」「神様これどうぞ。」

途中で拾ってきたお宝をお供えして、口元にはみかんの匂いの葉っぱを付けてあげる優しい子ども達です。

帰り道急な下り坂が続きます。

気を付けて歩いてきたけど・・・

あらぁ～　しりもちついちゃいました。「○○くん大丈夫？」「こんなの平気だよ！」

お友だち同士声を掛け合い、がんばって最後まで歩きます。

向こうの方は明るいよ！

「もう降りて来ちゃったんだ」

「私たち、あのお山のてっぺんまで行ってきたんだね。」

保育園に戻ると小さいお友達が取り囲んで「ねぇねぇどうだった？」と質問攻め！

疲れたけど、とっても満足、嬉しい時間です。

・松ぼっくりが濡れて閉じてるの　なんでだか知ってるよ！

・まだ土の道になってないから、ここはまだ山じゃないんだね！

・山の神様になんでお金だけじゃなくて　飴とかも置いたるんだろうねぇ？

・木の根っこが出てるってことは　ここまで土があったって事なんだぁ！でも、なんで土はなくなったんだろう？どこにいったのかな？

・ポッキーのような木（杉林）がいっぱいだ！

・延命水を飲んだから！きっと私たち長生きできるよね！

・前の年長さんの（登頂記念版）があったよ！お姉ちゃんのもあるかな？これ‼１０年前のだって！

・こんな（急な）坂を登ってったんだね！

・帰るときは、あっという間に（石灯籠まで）きちゃったね！

・滑って転びそうになったけど、グッと足の指に力を入れたら転ばんかった。

・（戻ってきた年長を見て　年中児）なんか違う？！顔が違う気がする。

・年長児が虚空蔵山に登るようになって１５年、職員も大切な体験と当時の思いと変わっていません。

・自分たちが住んでいる丸山にある虚空蔵山に登ることを通して、地域（ふるさと）への愛着を持ってほしい。

・年長になって保育園で一番大きい人として活動、運動会など行事を通し大きくなってきました。ひとりではくじけそうなことでも仲間が一緒だからこそ乗り越えられる、この登山の活動を体験してそんな気持ちも大きく育ったと思います。

・これからも大事に続けていきたいと思います。