2018年5月15日

テーマ：

土／植物・生物／水／空・天気／人・地域／食

年　齢：

4歳児～5歳児

ねらい：

・春の訪れを感じ、季節の移り変わりに気付く。
・草花など春の自然に触れ親しむ。
・経験を活かして自分たちの生活を作り上げていく。

平成30年度がスタートして1ヶ月が過ぎました。新しい担任とお友達、部屋も変わりドキドキしていた子ども達ですが、こうしたい!という提案も多く、やりたいことが心と体にいっぱいつまっているなと感じています。自信を持って活動する姿に頼もしさも感じます。これから友達とたくさん関わってけんかもしながらお互いを認め合える関係作りをしていきたいと思います。

先日、いつもの草原へ散歩に出かけました。園舎裏にある田んぼ道は富士里の子ども達の第2の庭です!

いつものように丸太橋渡り!3歳児はドキドキ！「大丈夫だよー!こっちで待ってるからねー!」と声をかけてくれるのは4歳児です。

たんぽぽをたくさん摘んだり、

菜の花を摘んだりして園に持ち帰り花瓶に飾って、きれいだねと次の日も楽しみました。

たんぽぽを花瓶にさしておくと、水の中で茎がくるくるになっているのを見つけた子ども達。「先生!水くんできていい?」と早速実験です。つまようじにさして水をかけたり、ふーっと吹いて風車の様にまわしたり、実験を繰り返して、うまく回る方法を見つけていました。

草花をとっていた子ども達、よもぎを発見!

「よもぎとったよねー。」「あ！おだんごにして食べたよね!」「またとって帰ったら給食の先生お団子にしてくれるかな。」ということでよもぎ摘みがはじまりました。

「上の方の小さい葉っぱがおいしいんだよ！」「ちょっとくしゃってなってるの！」去年の経験から年長さんが伝授してくれていました。

その会話の流れから…

「そうだ！よもぎだんご外で食べたよね!」「先生!お花見したい!」「おやつ外で食べよう!」「給食の先生に聞いてくる!」

そこからの行動の早かったこと!給食の先生に許可をもらい、クラスのみんなと話し合って外でおやつを食べることになりました。

お昼寝から起きると「どこがいいかなー？」とたくさん咲いている桜の木の下を選びござを敷いていました。

「見て!手が届きそう!」とうれしそうな子ども達。楽しいおやつの時間になりました。

園庭ではスイセンを発見!「どうしてあっちは咲いてるのにこっちは咲いてないんだろう?」何度も見比べたり、つぼみを撫でたり。そのうちに「お日様がいっぱいだからかもしれない！」と日の暖かさの違いに気付きました。日向と日陰という言葉は分からなくても体験で学んでいました。子ども達の観察力はすごいですね!

茎のまわりの皮をむいてなめるとすこしすっぱい味のする、すいこ。花の色が違うすいこを見つけた子ども達、味比べです。

「こっちの方が甘いかなー。」「私はこっちの方がおいしい!」と言い合いながら順番にペロリ!すいこの味も好みによって変わっている様でした。

生活にも慣れ安心した表情で、遊びに生活にと活き活きと活動する姿に保育士もほっとうれしい気持ちでいます。４、５歳児ならではの、クラスを自分たちで運営していく力の基礎がこの子ども達にはある!と手応えを感じた一ヶ月でした。

子ども達が不思議に感じたり、追求したい!と思う活動に丁寧に向き合い、声を聞いて一緒に成長していきたいと思います。