2018年3月26日

テーマ：

土／植物・生物／人・地域／食

年　齢：

5歳児～3歳児

ねらい：

地域の名産である五郎兵衛米を育てよう！

5月、今年のバケツ田んぼの作業が始まりました。

あさしな保育園では年長さんが中心となって五郎兵衛米を育てます。

地域の方の田んぼの土を貰い、保育園へ運びます。

地域の田んぼでは水がはってあり、田植えの準備が始まっています。

先生がバケツに土を入れてくれて…

「おもーい！！」

「よいしょ！よいしょ」

力持ちの子が「手伝うよ！」と言ってくれて

力を合わせて持っていきました。

持ってきた土に水を入れて、まぜまぜ。

代かきをします。

「すげーどろどろしてる！」

砂場の砂とちょっと違う感触を楽しみながら混ぜました。

これで準備完了！

次は苗を植えます♪

と、その前に…。

あさしな小学校５年生の田植えを見に行かせてもらい、

イメージトレーニング。

これでバッチリできるかな？

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5月の終わり、保育園の田植えに

ごろべぇ子ちゃん(園長先生)が来てくれました。

「これくらいを持って…縦にさすのよ！」

「へぇ～」「早くやってみたい！」

「こうかな…？」

一つのバケツに４束ずつ植えました。

「いつ食べられるのかな～？」と楽しみにしています！

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夏から秋の間は根っこが強くなるように

水の調節をしながら育てていきました。

青々として立派に育ってきています。

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そして稲刈り。

ごろべぇ子ちゃんの登場です。

「下のほうを持って、はさみで切るのよ！」

「こうでいい？」

「そう！上手！」

異年齢で協力して稲刈りをします。

「持っててね！おれが切るから」

「うん！」

「切るよー」

「「はーい」」

こんなにたくさん収穫できました！

テラスに干しておきます。

「まだ食べないの？」

まだまだ、食べるにはやることがいっぱいあるのです…。

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使った土は、ほぐして田んぼに返しに行きました。

５月に比べて力持ちになった年長さん。

もらってきた時より、軽々と運んでいました。

「土を貸してくれて、ありがとうございました！」

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１１月。３歳以上児でペアを作り、稲こきをします。

ごろべぇ子ちゃんが登場すると、大喜びの子どもたちです。

「また教えてくれるのかな？」

割りばしではさんで、ぽろぽろと取ったり…

「すげぇ！とれてる！」

協力して、一粒一粒手で取ったりします。

「なんか楽しい～」

「だんだんたまってきたよ！」

稲こきをしたら、次はもみすり！

もう少しで食べられそうです♪

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もみすりはすり鉢と野球ボールを使います。

ごりごり、力を入れて回すと、すこしずつお米が出てきました。

「がんばってー！」

「次は私！」

「あー！お米が見えてきたよ」

お米が見えてきたら、ストローでもみ殻を吹いて飛ばします。

「せーの、ふぅ～っ！！！」

もみ殻がすごい勢いで飛んでいきます。

「わあ～！ピカピカのお米だぁ…」

感動して覗き込んでいました。

しっかりもみ殻がついていたのに

こんなにピカピカのお米が出てきました！

まだこのままだと玄米なので、精米をします。

瓶にお米を入れて、棒でつきます。

「抑えてるね」

「えい！えい！」

じゃりじゃりいい音がします。

廊下を通ったついで…

遊んでいるついで…

帰るときのついで…

で何度も何度もお米をついて、ピカピカのお米になりました。

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いよいよ、炊飯の日！

お米をといで、炊飯！

全部で１３合になりました。

一口ぶんのお米をラップに乗せて

ぎゅっぎゅっぎゅ！

「出来た～！」

一口おにぎりの完成！出来たおにぎりは…

「いらっしゃいませ～！五郎兵衛米のおにぎりですよ～」

おにぎり屋さんになって、小さいクラスのお友達に配りに来てくれました！

バケツの土をもらうところから始まり、

たくさんお世話をしてくれた年長さん。

お味はどうかな？？

「あ～ん」

「おいしい～！」

「もちもちしてる！」

とってもおいしく食べました♪

普段何気なく食べているお米が出来るまでを観察し

体験することで、さまざまな楽しさ、苦労、喜びを

味わうことが出来ました。

地域の名産を育てることで地域についても学べました。

異年齢で協力して活動をすることもでき、

一年を通して楽しみながら良い経験をすることが出来ました。