2025年11月7日

テーマ：

土／植物・生物／人・地域

年　齢：

５～３歳児

ねらい：

・お芋堀りを楽しむ。
・広い畑や草原で自分のやってみたいことを楽しむ。
・お芋掘りや畑遊びを通して、地域の方に親しみを持つ。

お米作りでお世話になっている晟さんの畑でサツマイモ掘りを体験させて頂きました。このサツマイモは6月に年長さんが苗を植えさせてもらっていたものでした。前週に保育園のお芋掘りを体験していたので２回目のお芋掘りです。

お芋がちょっと顔を出しているところを見つけ、シャベルカーの如く土を掘り、見えてくると「あった！」「まだ引っ張っちゃだめだに。折れちゃうで」「もっと土を掘って」と前回の教訓を生かしながら掘っていました。

掘り終わった後も「まだあるかもしれん！」と何度も土を掘り起こしていました。お世話になっているJAの方にも手伝ってもらいました。

掘り上げたサツマイモの大きさに大喜び😊

「赤ちゃんみたい！」と抱き抱えていました。

大人が使っていた鉄のスコップを見つけ、「前のバラさん（年長）も使ってたから、俺も使いたい！」と・・・保「周りのお友達に当たらない様に気をつけて使ってね」と伝えられると、周りとの距離を考えながら使用していました。「すげー、掘りやすい！」とサクサク大量の土を掘り上げていました。

コンテナに入れたサツマイモを「任せな！」と張り切って運んでいました。

途中から、年中年少さんが応援に来てくれました。自慢気に自分の掘ったサツマイモを見せていました。

掘り終わった畑・・・「好きなように遊んでいいよ」と仰って下さると「やったー！」と畑と横の草原に飛び出していきました。

いきなりサツマイモ綱引きが始まりました。「なが～い」「こっちの方が長いに」「まだ繋がっとる～」と、引っ張っても引っ張っても繋がっているサツマイモのツルに大喜びでした。

ツルでファッションショー

ツル電車

ツルで大縄跳び・・・子ども達の日々の遊びがツルで再現されていました。

サツマイモの茎は食べられる！と聞き、保育士の真似をして集め始めたお友だちもいました。

「こんぐらいで、夜ご飯、足りる？」と保育士に尋ね、保「たくさん取れたね。この葉っぱを取ると、お母さんお料理する時、楽かもよ」とアドバイスをもらうと「わかった！」と、葉っぱを取り更にたくさん集めていました。

お隣の草原は、綺麗な黄緑色が広がっていました。

年長さんが勢いよく走ると後ろを同じようにパーッと走りついていく年少さん。あちこちを走り回りながら「み～つけた」「こっちだよ～」と立ったりしゃがんだりしながら遊びました。ひとひきり遊ぶと「濡れちゃった～」と笑顔で戻ってきました。朝露が残っていたのか・・・ズボンの色が変わっていました（笑）

帰り道は、なかなかの距離がありましたが、手をつないだ友だちと笑顔で会話しながら、園まで元気よく歩くことができました。

・サツマイモを掘り終わった土の中を更に掘り、根っこを辿って掘り進めていました。

「この先に絶対イモがある」「繋がってるから最後まで掘りたい」「こっちに繋がってるんじゃない」と、友だちとサツマイモの根の先を予想しながら掘っていました。

・今年度２回目のお芋掘りの年長児は、前回の学びや気づきを活かしながら掘っていました。お芋の大きさだけでなく、根やツルにも関心が向かっていることを感じました。

・サツマイモのツル遊びや草原でのかけっこやかくれんぼに夢中になって遊べる姿。それが友だちと一緒に楽しんだり、友だちの様子を見て「自分も！」と心と体がたくさん動いていました。

子ども達の体力がついてきていることだけではなく、友だちのやっていることに興味関心を深めたり、今までは「いや、やりたくない」ということにも「ちょっとやってみようかな」と自ら１歩手や足を伸ばしたり、子ども達の変化や成長がたくさん感じられました。

・お米作りでもお世話になっている地域の方なので、子ども達も親しみを持ってお会いできます。常に子ども達が楽しく体験できる育農体験を考えてくださっており、いつも感謝の気持ちでいっぱいです。今回のサツマイモ掘りも年長児はもちろん、初めて訪れた年中年少児もこの環境を楽しむことができ、私達保育士も子どもの成長を感じることができました。