2025年10月9日

テーマ：

植物・生物／空・天気／人・地域

年　齢：

3歳児

ねらい：

〇自然や季節の変化に気づく。
・農道を歩きながら、季節の植物や虫、田んぼや畑の様子に興味を持って観察し感性を育む。
・「これなんだろう？」「どうなっているの？」と疑問に持つ気持ちを大切にする。
〇歩く力や体力を育てる。
・舗装してある道だけでなく、凸凹のある道や坂道を歩くことで基本的な身体能力を育んでいく。

定番のお散歩コースの農道。

ある雨の日に異年齢合同で散歩へ行った際に畑の用水路でサワガニを発見。

見せて見せて～！と興味津々な子どもたち。

数日後、今度は僕たちも自分で見つけたい！じっくり観察したい！とクラスの子どもたちからのリクエストがあり、再び農道へお散歩へ行きました。

「今日こそ捕まえるぞ！」と虫取り網や棒を使って何とかつかまえようと試行錯誤。

そのうちにかにのはさみが怖いけれど、手でつかまえてみる！と果敢に挑戦する子が現れました。

「がんばれ～！」

「いけー！」

みんなの応援を受け何度もトライ。

残念ながら逃げられてしまい、

「くっそ～」と言いながらも

その顔はにこにこと満足そうな誇らしそうな表情でした。

自分で考えた色々な方法で触れてみます。

「やさしくちょんちょんしようね」と

声をかけ合う姿もあり、

生き物への関心から身近な物への親しみや優しさが

育っているように感じました。

・かにさん早い！

・お水が大好きなんだね。

・近くで見ると唾がぶくぶくしてる！

・虫取り網だとカニは捕まえづらい。

子どもたちのお気に入りで定番の散歩コースの農道。遊具はありませんが、畑や田んぼが近くにあり四季それぞれの里山を楽しむことができます。子ども達は農道で季節の移ろいを感じながら植物や生き物と触れ合ったり、自分なりに見立て遊びに発展させたりして存分に楽しんでいます。

今回は年上児が見つけていたサワガニを自分たちも見つけたい！という憧れの気持ちの芽生えや、生き物との関わりから友だちと一緒に試行錯誤して工夫して遊ぶ楽しさを感じられたように思います。

園に帰ってきてからも見つけた生き物の図鑑をみたり、ブロックで観察したかにを表現したりして遊ぶなど、経験したことから感性を働かせ遊ぶ子ども達の姿がありました。

これからも様々な体験を通し、子どもから芽生えた気づきや遊びを子どもたちの柔軟で自由な発想のように楽しい活動へ紡いでいきたいなと思います。