2025年8月7日

テーマ：

植物・生物／人・地域

年　齢：

4歳児

ねらい：

・身近な環境に親しみ、自然と触れ合う中で様々な事象に興味や関心をもつ。
・動植物に親しみをもって接し、生命の尊さに気づき、いたわったり、大切にしたりする。

保育園の近くの農道を探検していると、、、

緑色の幼虫を発見！「わ！幼虫さん！」「葉っぱ食べているよ！」「何に変身するのかな？」「変身はしないんじゃない？そのままだよ～」「え～幼虫さんは変身するって図鑑で見たよ！」と子どもたち。

みんなで話し合い、変身するのか、しないのか、変身するとしたら何に変身するのか、保育園に持ち帰り育ててみることにしました！「この葉っぱが好きみたいだからたくさん集めて持って帰ろう！」「いいね！そうしよう！」

そして、毎日観察していた子どもたち。

「葉っぱいっぱい食べてるね！」

「あれ、なんだか動かなくなってきちゃったよ、、」

「あ！固まってる！」「元気がないのかな」「これは蛹に変身したんだよ！」「そうなの？初めてみたよ！」「これからどうなるんだろう？」

そして、幼虫を見つけてから２週間後ほど、

登園するとチョウチョに変身していることに気づいた子どもたち！

「わ！すごい！きれい！」「あの幼虫がこんなにきれいなチョウチョに変身するんだ！」

そしてみんなで図鑑で調べてみると『キアゲハ』という名前だと発見しました！

「キアゲハさんなんかずっとバタバタしているよ」「外に行きたいのかな」「でももっと一緒にいたいよ」「でもチョウチョは蜜を飲むんだよ、だからお腹がすいたのかも」と話し合いを始めた子どもたち。一人ひとりが意見を出し合いながら話し合い、チョウチョの気持ちを考え、逃がしてあげることにしました。

「キアゲハさんまた来てね！」「すごい！もう屋根の上まで飛んで行っちゃったよ！」「僕もチョウチョみたいに飛んでみたいな～」

逃がした後、残っていた蛹も観察！「なんか穴があいてるね」「ここから出てきたのかな？」

幼虫が変化していく様子を観察し、さらに興味も広がった様子の子どもたち。それから身近な様々な生き物に出会うと「育ててみたい！」という声が多く聞かれるようになり、虫に夢中になる様子がありました。

そして、次は泥んこ遊びをしているときに砂の中に潜っていた幼虫を発見！

「クワガタの幼虫かな？」「でも少し小さいよ？」

何に変身するのか気になるとのことでまたまた育ててみることにしました！

「もうすぐ出てくるかな？」「喉乾いてないかな？」など毎日観察しながら、霧吹きで水をかけてあげるなどお世話を続けた子どもたち。そして7月になると！

幼虫が昆虫に変身！「わ！いつの間に変身してる！」「これクワガタ？」「違うよ～だって角がないじゃん！」

みんなで図鑑で調べてみると、同じ色、形の虫が！『ドウガネブイブイ』という名前であることを発見しました！

「似ている虫ってたくさんいるんだね！」「ちょっとずつ色が違って面白い！」「他の虫も探してみたいね！」

「ドウガネブイブイってなんだかポケモンみたいな名前だね～」「ブイブイちゃんって名前にしよう！」「いいね！」

何を食べるのか、飼育ケースには何を入れたらいいのか、図鑑で調べたり話し合ったりと、子どもたちなりの研究を楽しむ姿が見られました。

・変身できる虫がいる！

・虫って不思議でもっとたくさん知りたくなる！

・幼虫は葉っぱを食べている！

・育ててみるって面白い！でもちょっと大変なこともある。

・色や形が似ている虫がたくさんいる！

・虫にもみんな名前がある！

・身近な虫が大好きな子どもたち。これまでは虫を見つけることがゴールで虫探しに盛り上がっていましたが、幼虫を飼育してみたことをきっかけに「育ててみたい」「もっとよく見てみたい」「調べてみたい」「虫さんの”好き”を知りたい」という声が多く聞かれるようになりました。興味がさらに広がり。子どもたち同士で気づきや発見を共有しながら、身近な動植物への親しみをもつこと、生命の尊さ、美しさにふれることにもつながりました。子どもたちのつぶやきや「いいこと思いついた！」というひらめきを見逃さず、様々な”やってみたい”に寄り添っていきたいと思います。