植物・生物 水 水源を歩いてみよう!

2025年8月4日

テーマ:
植物・生物/水
年 齢:
3歳児 4歳児 5歳児
ねらい:
・水源の森を歩き、川に源があることを知る。
・生殖している植物等を知る。
・安全に歩ける場所を判断し、見通しをもった行動をする。

活動内容

6月24日(火) ぞう組(年長)、きりん組(年中)は昨年も水源の森で散策を楽しみ、うさぎ組(年少)は初めての散策にチャレンジ!今年は散策をしながら色カードを使って森の中で色探しをします。バスで水源の森に出発!

幸山さん 「今日は待ちに待ったやま保育で、水源の森を探検します!その中でゲームをします。皆さん色カードは持っていますか?森の中には色々な色があります。例えばお花も色があるよね。石にも色があるよね。そういった色を見つけて、持ってきた色紙カードの上に合わせて色合わせをします!」

子ども  「はーい!」

真剣に話に耳を傾ける子ども達。

幸山さん 「森の中には危ない場所が沢山あるので幸山さんの話をよく聞いて歩いてください。一つ目の橋があります。ここは滑って危ないので、そろりそろりと歩いてください。そして、先頭の人から危ないポイントを聞いたら後ろの人に、ここ危ないよ、と教えてあげて下さい。」

足元を見ながら慎重に橋を渡ろうとしています。

 

 

 

 

 

 

子ども  「ここ危ないよ!滑るよ!」

早速、後ろのお友達にも声をかけていました。少し歩き進めると看板が見えてきました。

幸山さん (立て看板の前で立ち止まり、指差しながら)

「今、みんながいるところはここです。この先、ずーっと歩いてここまで歩いたら引き返そうと思います。」

子ども  「えー!いけるかなあ。」

歩いていくには遠いと感じているのか、心配そうにつぶやく子ども達。

植物を見ながら色合わせが始まります。

幸山さん 「このカードの色にできる限り近い色を集めて下さい。葉っぱって表と裏で色が違うの分かりますか?よーく見ると色が違ったりするし、枯れた葉っぱでも色んな色があります。一つの葉っぱの中でも茶色い部分もあれば、薄い緑の部分もあるし、裏を見たらどう?白っぽい部分もありますね!そのカードの色に一番近い色を見つけて下さい。全部が同じ色じゃなくてもいいので、この部分が似ていると思ったら集めて下さい。」

しばらく進んでいくと、足元に動くものが!

幸山さん 「ほら!カエルがいたよ!触りたい人?!では、少し待ってください。今、ここの道は狭いよね。ここからゴロンと落ちたらどうなっちゃう?」

子ども  「けがしちゃう」

足元をみて答える子ども達。

幸山さん 「では、幸山さんがカエルをみんなの手の上に乗せるので待っててください。」

子ども  「かわい~」

子ども  「(草を持って)これ食べるのかなあ」

子ども  「こわいぃ~」

子ども  「なんでここぼこぼこしてるのかなあ」

子ども  「なんでだろうね」

子ども  「カエルのたまご?カエルの子どもがいるのかな」

幸山さん 「カエルのたまごはここから(おしりの辺りを指差し)ここから出て来るよ」

子ども  「この葉っぱと同じ色だ~!」

幸山さん 「本当だ、同じ色だね~!この子かわいいのでこうやって触ってみよう」(カエルをほっぺにくっつける)

カエルとさよならをして進みます。

幸山さん (コアジサイを見つけて)

「これはコアジサイって言います。」

子ども  「ください!」

幸山さん 「これはいい匂いがします。くんくんって嗅いでみてください。」

子ども  「いい匂いがする~!」

子ども  「なんかブルーベリーの匂いみたい!」

幸山さん 「森の中で青い色を見つけることは難しいから、これを見つけられたのは奇跡だよ。」

目的地まで到着したので、集合写真を撮って折り返します。

幸山さん 「みんなは目、ありますか?耳ありますか?鼻ありますか?口ありますか?手ありますか?」

子ども  「あるー!」

幸山さん 「僕らには目で見たり、耳で聞いたり、鼻で匂ったり、口で味わったり、手で触ることができます。これらを5感と言います。でもどれか一つを失うと他のものがより、敏感になります。」

幸山さん 「では皆さん、一度目を瞑ってみてください。目が見えなくなると耳が良く聞こえるようになったり、鼻でよく匂うことができるようになったりします。ここで1分間、目を閉じて耳を澄ませてみてどんな音が聞こえるかやってみたいと思います。」

(1分間目を閉じる)

子ども  「鳥の声が聞こえる。」

子ども  「川の音?」

子ども  「カエルの鳴き声!」

子ども  「虫の声だ!」

幸山さん 「今、みんなが教えてくれたのは、鳥、川、カエル、虫。他には?」

子ども  「キリン!」

幸山さん 「キリンの声聞こえた?!すごい想像力だね~。他に先生方は何か聞こえましたか?」

保育士  「雨の音。」

保育士  「風の音。気持ち良かったよね。」

幸山さん 「よく感じる為には何かを使えないようにすると、より感じられるようになります。耳の後ろに手を当ててみて。(耳を澄ます動作)こうすると、よりいろんな音が聞こえるようになるのでやってみて下さい。」

幸山さんの真似をして耳に手を当てる子ども達。

《スタート地点にて》

幸山さん 「みんなが集めた草花を見せて下さい!どんな色が見つかりましたか?白い紙に並べてみましょう。」

子ども  「これ、どの色かな?」

子ども  「緑あった!」

子ども  「これ、一緒だ!」

幸山さん 「このように森には色んな色がありますね!また歩くときに見つけてみましょう。」

子ども  「はーい!」

色々な色の植物や生き物を見つけて、満足の表情で帰路につきました。

 

 

 

子ども達のきづき

・当日は雨が降っていたので、木の橋が特に滑りやすくなっていたこと。

・森の中には普段見ないような生き物も住んでいること。

・目を閉じて耳を澄ますと、鳥、川、虫、カエル等の声や音が聞こえたこと。

・普段から目で見たり、耳で聞いたり、鼻で匂ったり、口で味わったり、手で触って色々なものを確かめているが、どれか一つを使えなくなると他の4つがより敏感になるということ。

・葉っぱや花から色々な色を見つけたこと。

 

 

 

事例に対する保育者の思い

今年も水源歩きに行ってきました!昨年と大きく違うところがあり、うさぎ組が新たに加わって散策に行ったこと、色カード(5色の折り紙をラミネートしたもの)を持ち、森にはどんな色があるのかを探しながら歩きました。その他にもフワフワ、チクチクした感触のものは何があるのかを探しながら歩き、お散歩バッグに好きな植物を入れて楽しんでいました。幸山さんに森の中では青の色を見つけることは難しいと言われていた子ども達でしたが、青に近い色も見つけることができ、みんな欲しがっていました。5感を使って、触れて感触を確かめてみたり、匂いを嗅いだり、聞いたりして、普段なかなかできない体験ができて良かったと思います。

ねばむらほいくしょ 根羽村保育所

園の形態 普及型
代表者氏名 保育所長 : 松下剛樹
運営法人 根羽村
運営法人代表者名 根羽村長
園の設立日 1970.4.1
認定日 2019.9.13
区分 保育所
住所 〒395‐0701 下伊那郡根羽村149
エリア 南信
お問い合わせ先 TEL : 0265‐49‐2152 
FAX : 0265‐49‐2152 
MAIL : nebahoikusyo1107@mis.janis.or.jp
定員数 未満児 : 人 3歳児 : 人 4歳児 : 人 5歳児 : 人 6歳(学童)以上 : 人
基本開所曜日 月、火、水、木、金、土、日
基本開所時間 7時30分~18時
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保育者募集 要問合せ