2025年8月1日

テーマ：

植物・生物

年　齢：

５歳児

ねらい：

身近にいる生き物に興味を持ち、調べたり観察したりしてみよう

「先生、この毛虫、子ども触ったら大変だよ」

と保護者から声をかけられました。

そこで子どもたちに

「プランターに毛虫がいっぱい、いるみたいだよ。みんなで見にいってみる？」

と子どもたちに話し、みんなで見に行くことになりました。

毛虫に気づいていた子どももいたので、保育士の話を聞くと

すぐにプランターまで走り出し、さっそくのぞき込んでいた子どもたち。

「いたいた！ここにいるよ」

「こっちにもいるよ。えっ！いっぱいいるね」

すぐに見つけることができました。

「この毛虫、刺すのかなあ？」

「葉っぱいっぱい食べてるよ」

「名前はなんていうの？」

などなど疑問の声が聞かれ・・・図鑑で調べることに！！

「図鑑に載ってないよ」「ぜんぜん書いてない」との声が・・・

「同じ毛虫みたいなのはいないね」

と子どもたち、それぞれでいろいろな図鑑で探していると

「あった！あった！あった！」

「えっ！！どこどこみせて」

「なんて書いてあるの？」

「えーとねぇツバクロヒョウモンて書いてあるよ」

「へー、ツバクロヒョウモンって言うんだぁ・・・」

「チョウチョウになるんだって」

そこで、虫や鳥に食べられないようにプランターに網をかけて飼うことにしました。

「いっぱい食べるんだよ」と言いながら

様子を見ていました。

次の日

子どもが網の中をのぞくと「先生、葉っぱいっぱい食べてある！！」と嬉しそうに報告してくれました。

「お花枯れてるじゃん」という子も。

どんどん大きくなってね。

数日後プランターの横で逆さにぶら下がっている幼虫。

「さなぎになるのかな・・・」

プランターのふちにぶら下がるさなぎ。

いよいよ、チョウチョになる準備ですね。

網の中にもさなぎがいました。

「金と銀の色があるね」

「銀がオスで　金がメスみたいだよ」

「へーそうなんだ」

1週間後

「チョウチョになってるよみんな！！来て！！」と大きな声が！！

見に行くとさなぎからきれいなツバクロヒョウモンに・・・。

「きれいだね」

「ずっと網の中じゃかわいそうだよ」

「逃がしてあげようよ」との声が・・・。

「

網を開けると元気に飛んでいくツバクロヒョウモン！！

「大人になれてよかったね」

「大きくなったらまた、たまごをうんでね」

「バイバイ」

「ずっと見ていたいね」

「休んでいるのかな」

「さなぎからこんな色になったんだね」

「また来てね」

園庭にいた小さな毛虫との出会いから約１か月。

毎日、登園する度に「どうかな」と気にしてくれた子ども達、ツマグロヒョウモンが無事にチョウチョになり、みんなで見届けることができてよかったです。

高く飛んだツバクロヒョウモン！ありがとう！と言っているかのようでしばらくたいよう組の部屋の前を飛んでいました。

来年も会えるといいね。