2025年6月17日
地域のAさんから「小森なす」の苗をいただきました。長野市篠ノ井地区の特産物だそうです。
まずは土作りです。「実はね、Aさんから小森なすがよく育つ肥料をもらったんだよ」
「ひりょう?」みんなワクワク!
ちょっとにおいをかいでみましょう。
「うっ」「くさーい!」
「これはある動物のうんちです。さて、なんでしょう?」と保育士がクイズを出すと・・・
「ゾウ!」「キリン!」と子ども達。
「残念、動物園にはいません!」
「じゃあ、猫?」「犬じゃない?」なかなか正解が出ません。ちょっと難しいかなあ?
保育士がその動物の動きを真似て見せると・・・「わかった!!!魚でしょ!!!」
・・・正解!
この肥料は、「魚粉」というものだそうです。保育士は魚のフンかと勘違いしていましたが、魚の骨やフンなどを砕いた粉であることが後で分かりました。
「では、肥料を土に混ぜます!」
「うっ」魚粉のにおいが広がります。
「よーし、混ぜるからね」ザクザク。
「うー、くさい!」「こうやればいいんだよ!酸素マスク」「こうすれなにおいがしないよ!」
なるほど、土を運ぶために持ってきたバケツが役立ちましたね。
バケツがないからこちらは帽子で代用。
「あれ?」「においがしなくなったよ」「混ぜたからかなあ?」
不思議ですね。
いい土ができました。プランターまで運びましょう。
「よいしょ」「よいしょ」
土の準備はできました。さあ、植えてみましょう。
苗は3本、誰が植えようか。
「じゃんけんで勝った人が植えればいいんじゃない?」
ここで主張しすぎずじゃんけんを提案する姿は、さすが年長さんですね。
「これどうやって取るの?」
「どうやったら取れるか、試してごらん」と保育士。
すると・・・
「(底の穴を)ギュッとやればいいよ。首は持たないでね。折れちゃうよ」とお友達のアドバイスがありました。
子ども達は、苗の茎のことを「首」と呼んでいます。なるほど、分かりやすい表現。
無事に植えられました。
「お花咲くかな?」「紫かな」「白かな」
『小森なす大きくなあれ♪』の歌が始まりました。誰が考えたのかな?
水をたっぷりあげましょう。
「小森なすってどんななすかな?楽しみだな」
数日後・・・
小森なす、どうなっているかな?
「花が咲いているよ」「紫色の花だね」「とげが大きいよ」
「そういえば、お部屋の図鑑に『小森なす』が載っていなかったんだよね」とBさん。
「昔の人は知らなかったんじゃない?」「何で載っていないのか、お店の人に聞いてみようよ」と子ども達の話し合いが始まりました。
「どこのお店の人に聞けばいいかな?」と保育士が尋ねると、「東京!」・・・東京は遠いですね。
「じゃあ、原信!」「Aコープ!」「ツルヤ!」おうちの人とよく行くお店でしょうか。
さあ、このなぞは解明されるでしょうか。今後が楽しみです。
・小森なすを地域の方からもらったよ
・肥料ってくさいなあ。顔を覆うとにおいがしないよ
・魚の肥料らしいよ。キリンやゾウのうんちのにおいに似ていたよ
・土に混ぜたらくさいにおいがしなくなったよ
・苗は3本。じゃんけんで植える人を決めたよ
・上手に植えられたよ。大きくなあれの歌をみんなで歌ったよ
・小森なすの花の色は紫だったよ
・なすに大きなとげがあったよ
・『小森なす』が図鑑に載っていなかったよ、なんでだろう。
・分からないことは、知っている人に聞いてみよう
地域の方からいただいた『小森なす』。実は職員もあまり知りませんでした。
どんななすになるかはあえて伝えず、子どもの気付きやつぶやきを大切にして、今後の展開を見守っていこうと思います。
地域について知る良い機会になりそうです。
園の形態 | 普及型 |
---|---|
代表者氏名 | 園長 : 戸谷 育子 |
運営法人 | 長野市 |
運営法人代表者名 | 長野市長 |
園の設立日 | 1971.4.1 |
認定日 | 2019.9.13 |
区分 | 保育所 |
住所 | 〒388‐8002 長野市篠ノ井東福寺745 |
エリア | 北信 |
お問い合わせ先 |
TEL : 026‐293‐0944 FAX : 026‐293‐0944 |
定員数 | 未満児 : 27人 3歳児 : 17人 4歳児 : 26人 5歳児 : 30人 6歳(学童)以上 : 人 |
基本開所曜日 | 月、火、水、木、金、土 |
基本開所時間 | 7時30分~18時30分 |
延長保育の有無 | 要問合せ |
園児募集 | 要問合せ |
保育者募集 | 要問合せ |