2023年10月20日

テーマ：

土／植物・生物／人・地域

年　齢：

異年齢児

ねらい：

・季節により自然や人の生活に変化があることに気づく
・異年齢の関わりの中で、興味関心を広げていく

猛暑がおさまり、心地よい風が吹き始めた今日この頃…。

『秋だね〜秋といえばな〜んだ？？』の問いかけに、

「やきいも！！」と、答える子ども達。

「あっ、食べたい！！！」

「オレたちもやきいも植えたじゃん！」

「・・・・・・・。」　ん？

やきいも？？　と一瞬の間が・・・

『あ、さつまいもだね  ！😊』と、かわいい言い間違いもありましたが（笑）

畑の様子を心配していたので早速、秋探しをしながら畑の様子を見に出かけることになりました。

出発してすぐに、年中さんが発見したのは？

年中児「あっ！くりがおちてる」

『早速秋を発見したね！』

次に発見したのは？

「えっ？何これ〜？いっぱいある！」

『ホントだ。土がもり上がってるね。モグラかな？』

「え〜〜〜〜（笑）ちがうよ〜」

「モグラの巣だ！ツンツンしてみよう！」

涼しくなったから、顔を出したあとかな？？

そしてさらに進むと、春の散歩で小さい実をつけていた梨やりんご、かりん などが

大きくなり実りの秋をむかえていました。

『これは何の実かな〜？』

　　　　　　【　　？　　】

年中児「匂いをかいでみよう」

　　　　　　＼・・・・クンクン／

と、落ちていた実を拾い、匂いを嗅いでみました。

年中児「んーーー♡いい匂い♡桃の香りがする！」

『ホントだね〜桃のにおいがするね♡』

でも、赤くないし桃の時期は終わっているし・・・。

答えはまだ、判明せず、、、でした。

「大きい葉っぱある〜！」

『何の葉だろうね〜?』

年少児「・・・・・」　年中児「バナナ？」

年長児「さといも！！」

『正解〜〜』

年中児「でもとなりにバナナ落ちてるよ！」

年長児「あれは、ウリだよ〜（笑）」

園の畑に着くまでの道中でも、いろいろな発見があり

匂いをかいでみたり、触ってみたり、じっくり観察してみたり、何だろう？？？と

想像をふくらませてみたり、五感を使って子ども達は楽しんでいます。

さて、畑に到着！

みんなが植えたさつまいもはどうかな？

　　　　　　　【　さつまいも　】　　　　　　　　　　　　【　大根　】

元気に育ってくれていました。

さつまいもの収穫を楽しみながら、他の野菜の様子もチェック！！

白菜にはアオムシくん発見！！

ボクたちの分は残しておいてね。と願いつつ、

畑をあとにし、地域をぐるっと散歩して帰りました。

ねこじゃらしでウサギができたよ。

別の日には室山まで散歩♫

風が吹き、落ち葉のシャワーが・・・。

「うわ〜〜〜！！きゃ〜〜！！」

『きれいだね〜。もう一回吹かないかな〜♡』

年長児「よし！みんなでフ〜！ってやってみよう」

フ〜〜〜〜〜！！！（息を吹く）

年長児「ダメかぁ〜」

森の中で風を起こそうと、力を合わせて息を吹きかけてみるという発想に感心したり、

その後ろ姿がとてもかわいく自然の中でいろいろなおもしろさを発揮してくれる子ども達です。

年少「ほら、頭にくっついたよ」

アンテナのように乗せてみたり・・・・

年長児「雨でぬれてるから、坂道はすべるんだよ！」

と、年下の子に教えてあげる姿もあり

「走っちゃだめだよ〜」

「これは、毒きのこだ！さわっちゃだめ！」など

山遊びのおきて（？）を伝授。

自然を通して様々なことを学び合っています。

そしてこの日は栗がたくさん落ちていました。

「おうちに持って帰りたーい」

「ママに栗ごはんにしてもらう!」

「トゲトゲがあって（痛くて）取れない・・・」

「足でおさえて広げるんだよ」

「 こんなに拾えたよ♡ 」

触ると痛いからと拾った棒をイガに刺して拾ってみたり

足で抑えてみたり、子ども達が自ら考え工夫する姿が見られました。

自然の中で遊びながら、季節が変わっていくことを感じ、

子ども達が葉の色、形の変化に気づいてみたり、

みたてて遊んでみたり想像する力、発想力が豊かになってほしい。

そして、植物や土、水、動物、虫など様々なものに触れ、疑問に思ったり

それを解決しようとする気持ちを引き出せるような環境を

保育者として工夫していきたいなと思っています。