2023年3月17日

テーマ：

植物・生物／水／空・天気／つくる

年　齢：

３才児

ねらい：

身近な自然の不思議さやおもしろさに気づき、観察したり試したりしながら、自分なりに楽しむ。

１月に入ったある日、砂場の道具入れをのぞいた子が　「ねえ見て、氷がある！」と発見。

道具を持ってきてつついてみて、「かたいね」「とれないね」

他のところでも「みて！氷見つけた！！」と大喜びで氷探しをする子どもたち。

「何で氷あるんだろう？」と話す子がいる中で、一人の子が

「水って寒いと氷になるんだよ」と教えてくれました。

次の日、保育士がカップに水を作っておくと　「すごい！」

「さわらせて」　「つめたーい」　と喜んでいました。

また前日にビッグサイエンスという本で見たのと同じようにバケツで氷をつくったのを見て、

「すごい！まんまるだ！！」　と驚く様子も。

「きのう、本で見たよね！」

「でっかーい！！」

「つめたーい」

と見たり触れたりして楽しみました。

そして「ぼくも氷作りたい！」ということで、氷作りをしました。

自分で水をすくって牛乳パックの型の中へ

本で見たようにお花やどんぐりを入れてみようかな

「僕はキラキラの氷がいいから何も入れない！」

と言う子もいました。

そして一晩外においておいて翌朝・・・

「わぁ！　先生！！　氷になってる!!」　と登園してすぐ確認していました。

取ってみよう！と牛乳パックをはがします。

指先の力を上手に使ってはがしていました。

そして・・・

「やったー！」　「できた！！」

「僕のはキラキラなんだよ」

「お花が入っていてかわいいでしょ」とそれぞれ納得のいく氷ができました。

お家の人にも見せる！と袋に入れて大切に持ち帰りました。

「なんでここに氷があるんだろう」　「寒いと氷になるんだよ」　と子ども同士話す中で疑問が解決されたり、どうやったら取れるかな？と試す姿がありました。

「わぁ！　つめたい」　　実際に触れて感じることで、冷たさや固さを知りました。

「お花いれるとかわいいよ」と自分なりに考え工夫する姿も・・・

凍ったかな？触ってみようかな・・・？そっと大切に扱う様子も。

あえて何も入れなかった”キラキラ”の氷

それから氷を身近に感じ興味を持った子どもたちは様々な氷を発見!!

「くるまについてたよ」と登園時に見つけたつららを持ってきてくれたり

「こんなとこにもあったよ」

見つけた氷をおままごとに取り入れたり、楽しくあそぶ子どもたちでした。

氷というものは知っていても、なぜ凍るのかなど知らないことがたくさんの年少児。

ただ“氷”で終わるのではなく、実際に見て、触れて、経験して、楽しさや不思議さ、おもしろさを感じてほしいと考えました。

同じ氷あそびをしていても、一人ひとりが「こうしてみたい」という思いを持って取り組む姿も見られ、思いや「やってみたい」という気持ちを大切にしていきたいなと感じました。