2025年9月3日

テーマ：

人・地域／つくる

年　齢：

４歳児

ねらい：

・自分の住む地域に親しみや関心を持つ

しなの鉄道の線路沿いに位置する田中保育園。部屋の窓からは様々な列車が走る姿を見ることができます。

観光列車「ろくもん」の運行開始と共に始まった、列車への「お手振り」も１０年近く続いていて

こどもたちにとって日常的な光景となっていますが、この光景は他にはない田中保育園の魅力の一つ。

この特別な状況を「いつもの光景」「変わらない日常」として過ぎてしまうのはもったいない！

自分たちがいつも行っているろくもんへのお手振りにあらためて楽しさを感じたり、自分たちが生活する地域に関心を持つきっかけになったらいいなと思い、４歳児クラスの参観日で「ろくもんのお手振りグッズ」を作ることにしました！

さっそく親子で制作開始！

大好きなお父さんお母さんと一緒で楽しそう♪

 

やった！完成！

今回作ったグッズは帽子と旗。

帽子には以前いただいたろくもんのシールをぺたり。

旗にはこどもたちが自由に絵を描きました。

 

 

何日かして…

とうとうろくもんが来る日になりました!

「ろくもんが来るよー！！」の声に意気揚々と準備をしていざお手振りへ！

 

本物の駅員さんみたいでしょ♬

こどもたちのわくわくがこちらにも伝わってくるようです。

 

今か今かと待っていると、向こうからろくもんが！

「ろくもん来たー！」と声を上げるこどもたち。

「おーい！！」と旗がちぎれんばかりに張り切ってお手振りをすると、乗客の方や車掌さんもそれに応えるように大きく手を振ってくれました。

それを見て満足気な表情で笑うこどもたち。とても嬉しそうでした。

 

 

 

 

「お客さん、いっぱい手を振ってた！」「私達がふったから嬉しかったんじゃない？」「よかったね！喜んでくれて！」と自分たちがお手振りをすることで喜んでくれる人がいるんだと気づいたようでした。

当たり前になっていたろくもんの通過とお手振りが、大好きなお父さんお母さんと一緒に手作りした思い出の詰まったグッズを使ったり、自分たちのお手振りでろくもんに乗るお客さんたちが喜んでくれたりしたことでお手振りが更に楽しいイベントになったのではないかと感じました。これをきっかけに身近な地域への興味関心が高まるといいなと思います。