東御市祢津保育園は、四季折々の自然と文化財・地域資源が豊かな環境に恵まれ、あたたかな地域のみなさんに見守られています。園周辺には寺院も多く、行事に招待され出掛けたり、隣接する小学校との交流や中山間地の米作り交流、また、地域の方手作りのコスモス迷路を楽しんだりと地域交流も盛んです。
園舎から外を見渡せば芝生の園庭が広がり、その奥には季節を感じながら自然に触れて遊べる大きな木々に囲まれたわくわくスペースがあります。園を誰より長く見守ってきた大木たちは木陰を作り、子ども達の気持ちを穏やかにしてくれています。春には桜の花筵(はなむしろ)、夏には虫探しや水あそび、秋には落ち葉でおままごと、冬には雪や氷に触れながら小さな森でかくれんぼなど。子ども達の発見や気づき、「やってみたい」気持ちを大切に、自然豊かな環境の中で十分に遊び込める時間を大切にしています。
2025年9月3日

定津院で開かれている「お花まつり」に招待されたので、子どもたちは散歩に出掛けました。道中では、道端の花や虫に足を止めながら、「これは何の花?」「綺麗なちょうちょ!」と友達と話を弾ませながら歩きました。
お寺に着き、「こんにちは」と子どもたちの元気な挨拶に、地域の方々はやわらかい笑顔で「こんにちは」と返してくれました。寺院の方からお花まつりの由来や意味を説明していただくと、子どもたちは真剣な表情で耳を傾けていました。境内には、色とりどりの花で飾られた花御堂があり、「きれい!」「お花のにおいがする!」と目を輝かせていました。お釈迦様に甘茶をかけると、「おめでとう」という言葉も聞こえてきました。
その後、地域の方々が歌を披露してくださり、そのお返しに、元気いっぱいの声で「さんぽ」を歌いました。地域の方から「上手だったよ」「また来てね」と声をかけていただき、人と関わる事の温かさを感じ心に残るひとときとなりました。
お釈迦様の誕生の話を聞き、「それを再現するのがお花まつり」と理解した子どもたち。実際に甘茶をかける時には自然と「おめでとう」と声をかける姿が見られました。見慣れないお寺の雰囲気やお花のにおいに五感を刺激される経験を通して発見や驚きを体験してきました。行事の意味を感じ取り、自分なりの言葉で表現する子どもの感性に、大きな成長を感じられる瞬間でした。

今回の活動を通して、子どもたちが地域の文化に触れ、地域の方と温かく関わる姿を見られたことを嬉しく思います。散歩は子どもたちにとって身近な自然や人との出会いがあり、社会性や協調性を育む大切な時間です。
お釈迦様に甘茶をかけるときに自然と「おめでとう」と言えた子どもたちの純粋な心を大切に、これからも地域の方々に支えられながら、一つひとつの出会いや経験を子どもたちの成長につなげていきたいと思います。
| 園の形態 | 普及型 |
|---|---|
| 代表者氏名 | 園長 : 相馬 亜紀 |
| 運営法人 | 東御市 |
| 運営法人代表者名 | 東御市長 |
| 園の設立日 | 1964.6.1 |
| 認定日 | 2015.10.13 |
| 区分 | 保育所 |
| 住所 | 〒389-0506 東御市祢津1262 |
| エリア | 東信 |
| お問い合わせ先 | TEL : 0268-63-6816 FAX : 0268-63-6816 MAIL : netsu-nursery@city.tomi.nagano.jp |
| ホームページ | http://www.city.tomi.nagano.jp/shisei_info/info_tomi/tomi_sisetu/000237.html |
| 定員数 | 未満児 : 32人 3歳児 : 36人 4歳児 : 36人 5歳児 : 36人 6歳(学童)以上 : 0人 |
| 基本開所曜日 | 月,火,水,木,金,土 |
| 基本開所時間 | 7時30分〜19時 |
| 延長保育の有無 | 要問合せ |
| 園児募集 | 要問合せ |
| 保育者募集 | 要問合せ |