・天候に関係なく毎日園外に出かけ、周囲の自然や人と関わると共に自然の中で足腰を鍛えています。
・標高910mという長野市立園随一の高度地帯にある立地を生かし、戸隠独自の動植物に親しんでいます。
・かつて海であった戸隠の歴史や、国立公園に隣接していることからくる様々な自然の学びを保育に取り入れています。
2025年12月4日

今年の夏は暑い日が続き、毎日プール遊びをして過ごしました。
9月に入り少しずつ涼しい日も出てきたので、久しぶりに裏庭に遊びにいきました。
裏庭でさつまいもを育てているため、夏の間も水やりに来てはいましたが、裏庭で遊ぶのは7月以来です。
裏庭に来るとさっそく子どもたちが蜘蛛の巣を発見しました。
もう蜘蛛はいなくて巣だけが残っています。
誰かが棒を持ってきて蜘蛛の巣をつつき始めました。
「そうだ!くものすを えだにまいてみよう!」
「わー、べたべたしてる」
「このくものす、すごいのびる」
「このいとは きいろいね」
色々な声が聞こえます。
「ほら、くものすを えだにまいたら わたあめできたよ!」
みんなその大きさにびっくり。
はじめは蜘蛛の巣に抵抗のあった子も、友達が楽しそうに遊んでいるのを見て一緒にやってみたり、近くで見て楽む姿がありました。
木に蝉の抜け殻が付いているのを見つけました。
高い所にあるね。
抱っこしてもらったら とれたよ。
木の枝や葉っぱの裏をのぞいたりして いっぱいみつけたね。
ハナミズキが赤く実っていて、落ちていました。
前にツリフネソウで遊んだのを覚えていた子どもたちは、膨らんだ種を見つけて、指ではじいて楽しんでいました。
「よく ふくらんだたねだと はじけるよ」
裏庭は日陰がひんやりと気持ちよく、のんびりと遊ぶことができました。
この時期に蜘蛛の巣がたくさんできることや、木の実が赤くなって落ちることなど、さつまいもの水やりの時には気がつかなかった自然に気がついた子ども達。
もっと何かいいものはないかと、石をどけて虫を探すなどして遊びが盛り上がりました。
・くものすが、たくさんでできていたよ。
・ハナミズキのみが、あかくなっておちていたよ。
・きのえだやはっぱに、せみのぬけがらが いっぱいくっついていたよ。
・キツリフネソウが、さいているのをみつけたよ。

・身近な場所での遊びでしたが、蜘蛛の巣や蝉の抜け殻をみつけたことでどんどん遊びが盛り上がっていきました。
・裏庭での遊びを通して、発見や面白さだけでなく、蜘蛛がたくさん巣を作る時期を知ったり、ハナミズキの実が黄緑から赤くなることなど、秋ならではの自然の変化を感じてくれたように思います。