〇園の保育目標に
「・自分に自信の持てる子ども・思いやりのある子ども・感性豊かに表現できる子ども」
を掲げ、以下の保育方針で保育を行っています。
・子どもが自分らしく主体的創造的に生きる力を育みます。
・生命を尊ぶこと、人を愛すること、感謝する心を育みます。
・家庭や地域社会と連携を図り、ともに育ちあいます。
〇小規模保育園ならではのきめ細かな保育対応を行い、異年齢児とのかかわりを積極的に実施して保育をしています。
〇保育園の園庭には桜の大木、ヒマラヤスギ、竹やぶなどがあり、自然豊かな環境の保育園です。また、園庭から地続きで飯田市の東栄公園があり、緑豊かな自然環境の中で草花遊びをしたり思いきり体を動かしたりして遊ぶことができます。
2023年5月8日
園に竹やぶがあることから子ども達にとっては、竹は身近な素材である。毎年、春はタケノコ掘りをして、子ども達がタケノコの皮をむき、給食でみそ汁や煮物入れてもらい食べている。また、泥んこや水遊びの時に水をを流すとよとして用いたりもしている。夏は七夕飾りを飾って用いている。
今年は親子で竹を利用して竹筒ご飯を炊くように計画を立てたが、コロナ感染拡大防止のため親子での活動は取りやめ、保護者会役員の方々のみに手伝って頂くようにした。
最初にご飯を炊くために焚き火した。古い竹や廃材を焼く様子を見て、「わあ!すごい火だ」「温かいね」「熱いね」「けむりがすごいね」「キャンプファイヤーみたいだ」など感じたことを言葉にする子どもが多くいた。また竹が焼けるとはじけてポンと大きな音がしてびっくりする子どももいた。
役員のお父さん達に竹を切り出してもらい、節と節の間を切る様子等、子ども達は興味を持って見ていた。
子ども達は焚き火が熾火になる頃、1人1合ずつお米を洗った。家庭で経験のある子どもがいたが、初めてお米を洗う子どももいて、お米の洗い方をていねいに伝えていった。洗ったお米を焚き火の上に並べ、30分ほどで炊けるのを待った。この時、芋掘りをしたさつまいもも新聞紙やアルミホイルに包んで焼き芋も作った。
その後、役員の方々と一緒にご飯にカレーをかけて食べた。焼き芋もみんなで少しずつ食べた。
ご飯が炊きあがると、皿に盛られたご飯の匂いをかいだりつまんだりした。「なんかにおいする」「これが竹のにおい?」「こげてる」など子ども達は嬉しそうに話をしていた。
竹を切ったり、竹筒を作る保護者の姿を子ども達が頼もしそうに見ていたので、保護者も一緒にできる自然体験をこれからも取り入れていきたいと思う。