2025年12月1日

テーマ：

土／植物・生物／水

年　齢：

3･4･5歳児

ねらい：

水や石けんの性質に気付きながら、泡の感触を味わい自分なりに見立てて作ることを楽しむ

大好きな泡あそび。おろし器で石けんを細かく削り、少しずつ水を加えながら泡立て器やスポンジを使い、クリームのような泡になるように夢中になっている子ども達。

白いふわふわの泡が出来上がると、「なにジュースがいいですか？」「りんごジュースください。」と子ども達同士でやり取りが始まりました。

しばらくすると、
「先生、絵の具ちょうだい。」
「何に使うの？」
「色の泡　作りたい」
「園長先生に、絵の具買ってくださいって頼んどくね。」とすぐに絵の具を出さずに様子を見ることにしました。

「いいことかんがえた！」

葉っぱや花びらを泡の上にのせて飾り付け。

赤土に水を混ぜ、トロトロにして作ったチョコレートを小枝につけて模様をつけて作った
ラテアート。

しばらくすると、園庭にある小屋をお店に見立ててカフェごっこが始まりました。

「いらっしゃいませ～　　いらっしゃいませ～」「おきゃくさんきてくださーい。」

「なにがいいですか。」
「おすすめはどれですか。」
「これです。　５０００円です。」

とカフェの店先に並んだコーヒーでお店屋さんごっこを楽しみました。

年長児の作っている姿を真似した年少児も作り方を教えてもらいながら、見よう見まねで同じ道具や材料を使ってコーヒー作り。

「あわのなかにつちをいれていたな。」

しそや草をすりつぶして混ぜてみよう。「おいしそうなジュースができた！でも紫色の泡にならないな。」
水を入れすぎたら、泡がなくなっちゃった！」

・泡立て器を使って泡立てるのって、手も疲れるしとっても大変。でもね、スポンジを使ってみたら泡が簡単にできたよ。

・泡の上に泥で作ったチョコレートを乗せてみたら泡の上に泡と泥が混ざらずに模様になったよ。

・遊びを進めて行くと色のついた泡を作りたくなる事を予想したが、色つけできる物が周りにあることに気づいたり、それらをどう使うか工夫したり試したりしてほしいと願い絵の具を出さず見守ることにした。草花をこすって色を出したり、ちぎって混ぜたりすることは予想していたが、泡に泥で絵を描いた子どもの発想には本当にびっくりした。これからも砂、土、草花など身近な自然物を遊びに取り入れ、出来上がっていく過程や変化を楽しんでほしいと思う。