植物・生物 人・地域 つくる 虫について知ろう!

2025年12月2日

テーマ:
植物・生物/人・地域/つくる
年 齢:
5歳
ねらい:
身近な昆虫について、クイズや遊びの体験から、興味、関心を広げる。
高校生との関わりを楽しみながら、昆虫について知る。

活動内容

県ケ丘高校探究科の生徒さんが、探究活動の一環として園に遊びに来てくれました。

絶滅危惧種であり、安曇野市の天然記念物でもあるオオルリシジミという美しい小さな蝶を、絶滅の危機から救うことを目的とした活動を行ってる中で、オオルリシジミが抱える課題でもある、“保護の担い手”を増やすために、昆虫嫌いが多いという現状を変えたいという思いからこの探求活動を行っているそうです。

昆虫嫌いを減らすためには、小さな頃から昆虫と触れ合う機会を増やしたり、昆虫のことを知ってもらったりすることが大切だと感じ、昆虫クイズと、国蝶オオムラサキの紙飛行機で遊ぶことを企画し、来園してくれました。

「虫は好きですか?」

「はーい」

「虫が嫌いな子は、どうして嫌いなのかな?」

「だって刺されたら嫌だ」「ママも嫌いだって」

 

虫クイズが始まります。

「ハチはどっちでしょうか?」

「こっち!」

「正解!」

「アリはどれかな?」

「正解は④番です。」

「ええー!!」「そうなんだー」

 

「昆虫の足は何本だと思う?」

「カブトムシは6本!」

「正解!!蝶も足は6本なんだよ」

「えー!!そうなんだ!」

「ダンゴムシは足が16本あって、昆虫ではなく、エビやカニの仲間なんだよ」

「えー!!そうなんだ!」

クイズを通して、楽しみながら昆虫のことを知っていく子どもたちです。

子ども達のきづき

「ダンゴムシはエビの仲間ってことは、食べられるの?」

「えー?でも固いよね。」

「味しないんじゃないかな?」

「カスタードの味がするかもしれないね」

子どもたちから、たくさんの面白い意見が出ます。

 

「レアな蝶々はどーれだ?」

子どもたちはそれぞれ自分の思った蝶々に指を指します。

「答えは③番  似ている蝶々もいるけど、この③番の蝶々は安曇野市に3〜4匹しかいないんだよ」

「えー? それしかいないの?」「ちょっとさみしいね」「他にもおともだちいるといいね」

子どもたちはそれぞれ感じたことを口々に言い、クイズの時間がとても盛り上がりました。

 

クイズの後は遊戯室でオオムラサキの紙飛行機を飛ばして遊びました。

一人にひとつずつ 紙飛行機を折って来てくれました。

「優しく飛ばすのがポイントだよ。」

蝶々の紙飛行機をプレゼントしてもらい大喜びの子どもたち

紙飛行機が嬉しくて、ついつい力いっぱい投げてしまう子どもたち。

でも、優しく飛ばすと、本物の蝶々のように羽を動かして飛んでいるように見えました。

 

「最後の質問をします。今日遊んでみて前より虫が好きになったよって人は?」

「はーい」「楽しかった!!」

 

クイズも紙飛行機もとても楽しめ、虫への関心をより持てた様子でした。

事例に対する保育者の思い

普段から身近な自然物や生き物に触れる機会がある子どもたち。しかしまだまだ知らないことがたくさんあることにあらためて気づかされました。

クイズ形式だったことで子どもたちに、より分かりやすく学びやすかったように思います。とても良い経験をさせてもらうことができました。

ほんの少しのきっかけから身近な自然環境への興味や関心を持つことができると感じました。

この経験を活かして、また園でも様々な事に気づき目を向けられるような環境づくりを大切にしていきたいと思います。

あずみのしりつみさととうぶにんていこどもえん 安曇野市立三郷東部認定こども園

園の形態 普及型
代表者氏名 園長 : 黒岩 貞孔
運営法人 安曇野市
運営法人代表者名 安曇野市長
園の設立日 1978.4.1
認定日 2015.10.13
区分 認定こども園
住所 〒399-8101 安曇野市三郷明盛779-1
エリア 中信
お問い合わせ先 TEL : 0263-77-2898 
FAX : 0263-77-2898 
MAIL : kodomoshien@city.azumino.nagano.jp
ホームページ https://www.city.azumino.nagano.jp/site/hoikuen/
定員数 未満児 : 27人 3歳児 : 40人 4歳児 : 60人 5歳児 : 60人 6歳(学童)以上 : 0人
基本開所曜日 月,火,水,木,金,土
基本開所時間 7時30分〜19時
延長保育の有無 要問合せ
園児募集 要問合せ
保育者募集 要問合せ