2025年9月24日

春先に花を咲かせた保育園の梅がたくさん実をつけたので、年長さんに梅シロップづくりの提案をしてみました。もちろん、担任と給食の先生に相談の上のことです。子どもたちからも先生たちからもOKを得て、6月のある日、梅シロップづくりにとりかかりました。
収穫した梅は3㎏弱。この日の当番が部屋まで梅を運びました。
前もって作業工程を知らせておいたので、クラスの子どもたちは念入りに手を洗い、着席して待っていました。
いよいよ作業の開始です。梅のエキスがよく抽出するよう、実の表面に串うちをしました。誤って自分の手指に串を刺さないように子どもたちは注意を払いながら、真剣に取り組みました。
串うちした実は砂糖と交互に保存瓶へ。シロップの出来上がりを楽しみにしながら、丁寧に瓶に入れました。
全て入れてふたをすると、じっと見つめ期待をふくらませる子どもたち。
それからというもの、毎日「梅シロップできた?」とシロップの観察が始まりました。まだできていないことを知ると「まだか~。」と一瞬は落胆しながらも、ニコニコの表情です。楽しみにしていることがうかがえました。
保存瓶の砂糖が少しずつ溶け出し、液体が見られるようになりました。
数日がたち、子どもたちの期待は一層大きくなったころ、琥珀色のきれいなシロップができあがりました。
できあがったシロップを給食の先生に水で希釈してもらい、みんなで乾杯。「あまくてすっぱくておいし~い!」
梅シロップは大成功です。
後日、小さいクラスの友達にも梅シロップをふるまい、とても喜ばれました。

梅シロップを口に含んだ子どもたちは「おいしい!」と大絶賛。自分たちが串うちした梅が、美味しいシロップになったという体験を通して、「家でも作ってみた!」という子もいました。
少しずつ梅がエキスを出し、砂糖も溶けだして液体が見られるようになると、興味深く見入る姿もありました。
また、「保育園の梅って、ここにあったんだ。」と梅の木を認識する子もいました。
今回の体験を通して子どもたちは、作ることの楽しさや仲間と一緒に経験する楽しさを味わう機会になったことと思います。実体験をすることで興味が広がり、「またやってみたい。」の思いになったかもしれません。梅の木が身近に感じられるようになったこともうかがえました。今はまだ自然の恩恵を感じるには難しいでしょうが、いつか自然への感謝の気持ちがもてるようになることを願います。
| 園の形態 | 普及型 |
|---|---|
| 代表者氏名 | 西澤 朋味 |
| 運営法人 | |
| 運営法人代表者名 | |
| 園の設立日 | 1900.1.1 |
| 認定日 | 2022.10.1 |
| 区分 | 保育所 |
| 住所 | 〒390-1242 松本市和田2240‐30 |
| エリア | 中信 |
| お問い合わせ先 | |
| 定員数 | 未満児 : 人 3歳児 : 人 4歳児 : 人 5歳児 : 人 6歳(学童)以上 : 人 |
| 基本開所曜日 | 月,火,水,木,金,土 |
| 基本開所時間 | 7時30分~19時 |
| 延長保育の有無 | 要問合せ |
| 園児募集 | 要問合せ |
| 保育者募集 | 要問合せ |