2025年8月25日

テーマ：

土／水／人・地域／食

年　齢：

５歳児

ねらい：

・さつまいもの植え方を知り、生長を楽しみにする
・泥の感触を全身で感じる

6月上旬　さつまいもの苗を植える時期です。
「さつまいもの苗ってこんなに細いんだね！」
「でも、どうやって植えるの？」
初めて苗を見る子もいたため、分からないことだらけの年長さん。

そんな年長さんに、さつまいもの育て方を知っている地域の方が植え方を教えてくれました。
「土の中に苗を立たせるようにしてみよう」

「苗はこうやって立てるの？」
「穴はこれぐらいでいい？」
「大きくなるかな」

植える数は１２０本！初めは驚きの表情でしたが、植え方を覚え、1本1本丁寧に植えていきました。

「よし！さつまいもの苗、全部植えたよ！」ところが―

「えっ…あれ？　足が抜けない…！！なんでだ？？」

前日の雨で通路の土がぬかるみ、脱出できない！
「ピンチだ！！」

「長靴がどんどん泥んこの中にはまっていく～」
「抜けないよ～」「先生、助けて～！」
ますます泥に埋もれていく…。みんなも心配そうに見守る中
「よーいしょ！」「頑張れ！」「あと少し！」
と応援するお友だち。

　「あれ？先生も泥んこにはまったの！？」
泥だらけになりながらもみんなで力を合わせて、引っ張ったり靴を脱がせてあげたりして、ようやく土から脱出することができました。

「びっくりしたね！」「足が全然動かなかったよ！」

「足が抜けないって、どういうことなんだろう？」
「僕も入ってみたい！」
と好奇心が高まり、どんどん泥んこの中に足を踏み入れていました。
「ぐにゃぐにゃしていて気持ちいい！」「楽しいね！」

泥遊びは何度も経験している子どもたち。
「畑の土は、雨が降ると泥になる！砂場とは違う土だね」
「マルチの中の土はあったかい！」「お布団みたいだね」と、性質や温度の違いを全身で味わっていました。

土がたくさんある畑でしか味わうことのできない、雨上がりの経験。自ら足を踏み入れ、ぬかるみや足がなかなか抜けない感覚を楽しんでいる子どもたちの姿は生き生きとしていました。
この経験が今後、自分で泥を作りたいと思った時に、泥の感覚を思い出し、水や土の加減を試しながら活かしていけるといいなと思います。