2025年8月22日

テーマ：

土／植物・生物／人・地域

年　齢：

３、４、５歳児

ねらい：

・生き物に興味・関心をもち、観察したり調べたり、世話をしたりする。
・逃がすという経験を通して、生き物に対しての思いやりの心を育む。

先日、保育士がプールサイドでトカゲを発見！虫取り網で捕まえました！

虫カゴに入れ、みんなで形や色、動きなどを観察。

「体がきらきら光っているよ！」「模様がこれに似ているよ！」と、図鑑を出して真剣な顔で見比べています。

「エサがないと死んじゃうかもよ！？」という年長児の発言から、図鑑でトカゲが食べそうな生き物を調べ、さっそく捕まえに行くことに！

「この辺にいそうだね～」「あっ、クモいた！」と、虫がいそうな場所を自分達で考えて探します！

クモやアリ、だんご虫を見つけていましたよ！

「いっぱいになったねー」「何匹いるかな？」「これは僕が捕まえたダンゴムシだよ！」とエサとなる生き物にも興味津々です。

部屋に戻り、飼育ケースの中にエサを入れてみました！

「入れたらすぐ食べるんじゃない？」「何から食べるんだろう？」とわくわくの様子でしたが、実際にはトカゲちゃんは何も食べませんでした。

「いつ食べるんだろう？」「お腹すいてなかったのかもね」

この日がちょうど金曜日だったので、トカゲちゃんをどうするか、みんなで話し合いました。

「

「飼いたい！」「持ち帰りたい！」「でもみんな持ち帰りたいよ、どうするの？」など、お世話をしたいという意見が出ました。

その一方、「エサを食べなかったってことは、食べたいものがここにはなかったんじゃないかな？それなら逃がしてあげた方がいいよ！」という年長児の意見に全員が納得。

みんなで話し合い、逃がしてあげることにしました。

「日陰で逃がしてあげよう！！」「また来てねー！」

トカゲちゃんがいなくなるまで最後まで見送る子ども達でした。

・「ニホントカゲは体に５本のたてすじがあるんだって！」「これあるよ！」と、飼育ケースにいるトカゲを細かく観察。

図鑑で調べると、尻尾が青く光るのは子どものトカゲだけだということも分かりました。

・自分達で捕まえたクモやバッタ、アリ、ダンゴムシを食べない様子から、「大きすぎたのかな？」「違う虫が好きなのかな？」「お腹がすいていないのかな？」とそれぞれに考える姿がありました。

保育士が子ども達に見せようと捕まえた『トカゲ』に興味をもち、図鑑の中の何種類ものトカゲと虫カゴの中のトカゲをよく観察し、自分達で名前を調べる姿や、エサとなる生き物を見つけてあげようとする姿に驚きました。飼うことを迷っていた子ども達でしたが、トカゲをどうするかという話し合いでは、友達の色々な意見を聞く中で気持ちが変わり、『かわいそうだから逃がしてあげる』『暑いから日陰で逃がしてあげよう』と子ども達なりに考える姿も見られました。今後も自分達で調べたり考えたりして行動する経験や、生き物と触れ合う中で感じる、思いや命を大事にする気持ちを大切にしていきたいと思いました。