2025年7月16日

テーマ：

植物・生物／食／つくる

年　齢：

５歳児

ねらい：

夏野菜の生長を感じ、収穫時を知る。

暑い日が続き、畑に行けなかった１週間。久々に行ってみると…「オクラができてる！」

子ども達は「でっかいの採りたい！」「こんなに長い！」と喜んで採っていましたが、ふと「大きいのは硬くて食べられないんじゃないの？」とつぶやいた子がいました。

自分たちの採ったオクラをじーっと見て「僕のが一番おいしいよ」「長くても柔らかいやつなら食べれるでしょ」「小さすぎたらおいしくないんじゃない？」と考え始めた子ども達。

『切って食べてみんと、どれが美味しいかわからん！』という結論が出ました。

さっそく給食先生に茹でて切ってもらい、試食してみることに。

「星の形！美味しそう！」と大喜びの１番のお皿。食べてみると…「うぇ…なんか硬い」「種は美味しいけど、星のとこは苦い…」

「やっぱりでっかいオクラは硬いんだ！」と思いながら２番のお皿を食べてみると…「あれ？これはおいしい！」「長いけど柔らかい…？！」

４種類のお皿とオクラを見比べたり触ったり食べたりしながら、最終的に「もっと食べたい！」と柔らかくておいしいオクラはあっという間に食べてしまいました。

収穫の時は大きさや長さにしか気づきませんでしたが、実際に食べてみると、味と、硬さや柔らかさも感じられた様子。知っていたこと、思っていたこととは少し違う！？ということも良い経験になりました。

また、「星のは大きすぎると硬くなっちゃうけど、丸いのは大きくても柔らかいね」「丸いほうが柔らかくて美味しいよ」「星は種が美味しい」とオクラの種類によっても味や触感が違うことに気づいていました。

畑活動をするうえで、収穫体験をするだけでなく、野菜の生長過程を知ったり変化に気づいて欲しいという願いももっていましたが、今回はオクラの花が咲いたことも、実が大きくなっていく様子も見ることができず、いきなり収穫となってしまいました。

そんな中、収穫時・食べ時を知っている子が発信してくれたことで、何でも“収穫したら食べられる”ではなく、「どれが美味しいんだろう？」と考えることができました。

体験を通して、野菜の生長により関心を深めたり、おいしい野菜を食べられる喜びを味わったりしながら、畑活動を楽しんでいきたいと思います。