2024年2月6日

テーマ：

土／水／空・天気／人・地域

年　齢：

年少　３歳児

ねらい：

寒さに負けず、冬の自然に親しむ。

冷え込んだ朝。

息が白くても、体が凍えそうに寒くても、

元気いっぱいな子ども達。

登園すると、すぐに園庭に駆け出していきます。

最近の人気は、「鬼ごっこ！」

「鬼ごっこ」と言っても、普通の「おにごっこ」ではなく、

眼の前にそびえる有明山から、鬼が降りてきたという想定で、

鬼とのやり取りをしながら、追いかけっこを楽しんでいます。

鬼が嫌いなものは…。

そうです！豆！

鬼役が近づくと、「鬼は〜外！福は〜内！」

豆は手元になくても、豆をまくふりをしながら、

勇敢に立ち向かっていました！

すると…。

園庭のミニ田んぼのぬかるみに足を取られた子ども達が、

うっかり、尻もちをついてしまいました！

見ると手も泥だらけ！

真冬なので、泥も凍りそうに冷たい。

大丈夫かなという心配もよそに、

「鬼だぞ〜」と、泥で汚れた手の平を向けて追いかけてきました！

それを見ていたお友達も、自ら、田んぼに手を入れて、

手を泥だらけにして「鬼だぞ〜」

キャーキャー言いながら、楽しんでいました。

屋根から落ちる水で手を洗ってにっこり！

最後は「足湯」ならぬ「手湯？」

あったかいお湯に手を入れて、温泉気分を味わいました。

春に田んぼの泥で、全身泥だらけになりながら、

楽しんだ経験のある子ども達。

同じ田んぼの泥が、

冬には凍えるほど冷たくなっていることに驚いていました。

その冷たさに負けちゃうかと思いきや、

「泥だらけになった手は鬼にそっくりだ！」と気付き、

自ら手に泥を付けに行く姿がありました。

中には、お友達の楽しそうな姿を見て、

苦手な泥に、そ〜っと手を伸ばしている子も…。

最後にあったかいお湯に手を付けて、にっこり笑い合っていました。

偶然に起きた出来事でしたが、

園庭にミニ田んぼがあるからこその、体験だったと思います。

季節によって、様変わりする田んぼを毎日眺めていることは、

子ども達にとっての原風景になっていると思います。

手で触れて感じた冷たさや、

手の色が変わる面白さや不思議さは

味わったことがある人しか分からないものだと思います。

あったかいお湯の心地良さも、

冷たい体験があるからこそ。

どんなことも遊びに変えていく子ども達のたくましさが眩しかったです！