2023年3月16日

テーマ：

空・天気／人・地域／食

年　齢：

０・１・２歳児

ねらい：

・保育園ではじめて触れる雪の感触や冷たさを感じ、冬ならではの自然の不思議や面白さを味わう。
・地域の伝統行事であるまゆ玉を見たり、触れたりすることで興味を持つ。

◎はじめての雪

クリスマス寒波がやってきた２０２２年１２月末日。園庭に積もる雪に興味津々のこども達。

０・１歳児クラスはいつも遊んでいる園庭が真っ白になったことに興味津々の様子で外を覗いていました。

そこで、冬支度をして早速庭に出てみました。膝くらいまである雪の上を歩いたり、雪に触れ「つめたーい」と言いつつも足跡がつくことが面白くて色んな所を歩いてみたり、遊具に積もった雪を払って掃除（？）をする子など様々な反応でした。

2歳児は、園庭の坂をつかっての「そり滑り」に挑戦！

「ぼくがサンタさんになってソリにのるね」

「せんせいはトナカイになってひっぱりなね！」

「ころんでもへっちゃら～」

「ゆきってさむいね」と言いつつもたくましく、信州の冬ならではの雪遊びを楽しんでいました。

◎まゆ玉つくり

1年の豊作や無病息災を願って行う地域の伝統行事のまゆ玉作りを保育園でも行いました。

昔は地域で行われる三九郎焼きの際に作ったまゆ玉を持っていき、焼いて食べていました。食べると1年健康に過ごせると言い伝えられています。

今年度保育園では、午後のおやつの時間に「おかき」にしてもらって食べました。

まゆ玉を飾るために使う柳の木の枝は、町内産の柳を使用しています。地域の方が園児の為に届けてくださいました。

０・１歳児はできあがったまゆ玉に触れ、簡単な由来を聞いたりしました。

2歳児は、米粉にピンク、きいろ、みどりの色付けがしてあり、好きな物や果物などをイメージしてまゆ玉作りをしました。

「もうたべていい？」　「ももができた！」など

思い思いにまゆ玉を作って柳の枝に飾り五穀豊穣を願いました。

・雪遊びでは、雪の冷たさに触れてビックリしていました。１歳児２歳児になると、ソリで雪の上を滑ったりなど雪を利用した遊びの楽しさに気付き繰り返し楽しめました。
・まゆ玉つくりを通し、食べ物があることや健康でいられることが当たり前ではないことに気付けたのではないかと思います。また、地域の方々に協力していただいていることを知れた良い機会になりました。

・雪遊びでは、他県ではなかなか味わえない長野県の冬ならではの自然に触れて遊んでほしいと願い行いました。
・まゆ玉作りでは、普段口にしている食材が当たり前にあるのではなく、自然の力と農家の方の努力でできている事に伝統行事を体験する中で気付くきっかけになればと思います。また、地域の方々の協力のおかげで伝統行事を体験できていることを知り、地域への興味や関心を持つきっかけになっていけばと思っています。