2025年10月17日

テーマ：

植物・生物／つくる

年　齢：

４歳児

ねらい：

秋の自然物に触れ、大きさや形・数などの違いを比べて楽しむ。

だんだん涼しくなり、季節が移り変わるのと同じように葉っぱなどの自然物も姿が変わってきました。
そんな姿を探しに散歩先に出かけると、早速落ち葉やどんぐりを見つける子達がいました。

落ち葉を拾っていると「黄色の葉っぱと緑の葉っぱがあるね！」、「ハートに見える！」「（黄色の細長い葉っぱを見て）バナナみたい」と子どもたちなりに色々なものに見立てたり、大きさや色比べをしていました。

落ち葉探しをしていると枝に沢山葉っぱがついたものも見つかり、「ラッキー！こんなに沢山ある！」と全部取って喜ぶ姿もありました！

そんな風に集めていると散歩バックがパンパンになる子もいました。

落ち葉以外にもまた違った宝物を発見する子もいました。
夏に頑張って鳴いていたセミの抜け殻見つけ、大事そうに散歩バックの中に入れていました。

下だけではなく、上を見てみるとあんなところにきのこが！！

「どうしてあんなところにできるんだろう？」と不思議そうに眺めていました。自然の面白さですね！

子ども達の発想はとても面白く、枯れていた雑草を集めて色々なものに見立てて遊ぶ姿もありました。
「バーベキュウしよう！」と落ち葉をお肉に、枝をお箸に見立てて遊んだり、

「トランポリンだよ！」とその上で跳んでみたりと色々なイメージが広がり、自由自在に形が変わる自然ならではの遊びを楽しんでいました。

また、違う日にはひまわり公園に行ってきました。
道中には保育園にはない大きな落ち葉があり、興味津々!
自分の顔と比べてみると、「大きい！」「私の顔よりは小さいよ!」とその大きさに驚いていました。

その大きな落ち葉に目を開けてみました!
穴が開くと目をのぞかせて「見えた!」と友達同士で見せ合いっこ。目を開けると今度は「口も開ける!」と立派な葉っぱのお面が完成しました。

葉っぱのお面で「ハイ、チーズ!」

そんな散歩先でみつけた葉っぱを保育園に持ち帰ってきて、こすりだしを行いました。
自分の気に入った葉っぱを紙の下に置いて準備完了!

でも、やってみるとなかなかうまく模様が出てこず、、、
試行錯誤をしているといつもの色鉛筆の持ち方では力が入らず、グーで握ると力が入ってやりやすいということに気づく子も。

力強くやりすぎると紙に穴が開いたり、破けてしまうということも知ることができました。

葉っぱの模様が浮かび上がってくると「見えてきた！」「きれいにできた！」と不思議そうに紙と葉っぱを見比べて楽しんでいました。
葉っぱによって出てくる模様も変わってくるので、次から次に「これはどうかな？」と挑戦していました。

何気なくある葉っぱですが、今回のこすりだしでは葉っぱの模様をよく観察する時間になりました！

・落ち葉に鼻を近づけて面白い匂いがすするね！

・集めた雑草を触ってみたら暖かいよ。

・落ち葉も形や色、大きさが違うね。なんでだろう？
虫に食べられちゃって葉っぱの形が変になってるよ。

・顔より大きい葉っぱ見つけたよ！

・何の種類の葉っぱかな?図鑑で調べてみよう!

・こすりだしするには鉛筆を持つときに力が必要だね。

・強くやりすぎて紙に穴が開いちゃった～

・葉っぱにはこんな細かい模様があるんだね！

・葉っぱがでこぼこしてて面白いね！

散歩に出かけると、保育園の庭にはない落ち葉やどんぐりを次々発見する子ども達。
自然の中では同じ形のものが少なく、それぞれ落ち葉やどんぐりなど形や色、大きさが違うものばかり。
そんな違いに気づいてく様子は、宝探しのように楽しんでいました。自然のものは自分たちで遊び方を考え、それにあった自然物を見つけたり形を自在に変えたりして楽しむことができるものだからこそ、子ども達のいろいろな発想を一緒に楽しみたいと思います。