2025年8月20日

自分たちで育てた『小森なす』の皮で染めた1回目、普通の長なすを使って染めた2回目、共になかなかいい色に染まりませんでした。
1回目の失敗から、なすの皮の量を増やすこと、2回目の失敗から、染め物の本をみんなで見直し、豆乳とミョウバンが必要であることを知り、いよいよ3回目の挑戦を始めます。
今回は、保護者にも呼びかけ、たくさんのなすの皮を集めました!
なすの皮を鍋に入れて、しばらく煮出します。
なすの皮を煮出している間、子ども達と染め物の本を見ながら、保育士がやり方を読み上げ、一緒に確認します。
保「ミョウバン液を水で薄めます。って書いてあるよ。」
当番の子が張り切って水を汲みにいってくれました。
水で薄めたミョウバン液の匂いを嗅ぎ「なんかにおいするよ」「なんのにおいだっけ~?」「なんか、シャインマスカットみたいなにおいする」と口々に色んな感想が聞かれました。
保「みんなでよく混ぜ合わせてね」と言うと、みんなでバケツに手を入れて混ぜ合わせ始めました。
すると、「手入れられないよー」「狭いな~」という声が聞こえてきました。
どうするかなと思い、見守っていると、「じゃんけんで勝った人からやったら?」と子どもたちで相談していました。さすが年長さんです。色々な方法を試しながら、みんな参加することができました。
なすの皮を煮出してから20分が経過したころ、様子を見に行ってみました。
子「なんか、色が違う」「水が黒っぽい」「ぐつぐつしてる」
そしてさらに15分後。子ども達のもとに届けます。
子「すごい!まっくろ!」「なすのにおいする!」「これ、むらさき色になるの?」
保「今度こそ染まるかな~?」
子「お願い!染まって!」
願うように手を合わせ、不安と期待でドキドキの瞬間です。
保育士が鍋に入れた布をかき混ぜてみます。
子「あ!なんか、色ついてそう!」
いざ、鍋から布を出してみます。
子「わあ!すごい!」保「色ついてる!でも、ここからだね!洗ったらどうなるか・・・」
ミョウバン水に浸して絞ってみると・・・ちゃんと染まっていました!
子「やったー!大成功!」
保「3回目の挑戦は大成功だったね!やり方はもうバッチリ分かったから、今度は染め物でどんなことをしてみたい?」
子「スカートにしたい!」
子「もっと長い布で、やってみたい!」
子「ぶどうでも染めてみたい!」
今後の取り組みにも想像が膨らむ子ども達です。

たくさんのなすの皮が必要だったんだね
ミョウバン水って、不思議なにおいがする
なすの皮の汁で染めると、こんな色になるんだ!
“なすの皮だから、むらさき色”と想像する子も多かったけれど、思った色とは違ったようで「なすの色ではないね」「くろいね」「あおじゃない?」など色の捉え方も様々なようでした。
1回目2回目に染めたときはうまくいかず、残念そうな子ども達でしたが、どうして?なんで?どうしたら染まるかな?と諦めることなく、考えを伝えてくれる姿がありました。3回目が大成功したことで子ども達は達成感を得ることができたのではないかと感じています。この経験から『失敗は成功の基』が合言葉になりました。
今回の経験により子ども達から出てきた「やってみたい」の思いを実現できるように取り組んでいきたいです。
| 園の形態 | 普及型 |
|---|---|
| 代表者氏名 | 園長 : 戸谷 育子 |
| 運営法人 | 長野市 |
| 運営法人代表者名 | 長野市長 |
| 園の設立日 | 1971.4.1 |
| 認定日 | 2019.9.13 |
| 区分 | 保育所 |
| 住所 | 〒388‐8002 長野市篠ノ井東福寺745 |
| エリア | 北信 |
| お問い合わせ先 |
TEL : 026‐293‐0944 FAX : 026‐293‐0944 |
| 定員数 | 未満児 : 27人 3歳児 : 17人 4歳児 : 26人 5歳児 : 30人 6歳(学童)以上 : 人 |
| 基本開所曜日 | 月、火、水、木、金、土 |
| 基本開所時間 | 7時30分~18時30分 |
| 延長保育の有無 | 要問合せ |
| 園児募集 | 要問合せ |
| 保育者募集 | 要問合せ |