2025年9月4日

テーマ：

土／植物・生物／食

年　齢：

３歳児・４歳児・５歳児

ねらい：

・自分たちで植えた野菜を育てて、その成長を楽しむ
・育てた野菜を収穫し、友だちと食べることを楽しむ

北御牧保育園には、園庭のすぐ隣りに畑があります。

◎こども会議

春、こども達と話し合い、年少児はきゅうり、年中児はきゅうり、ピーマン、トマト、カボチャ、年長児はピーマン、トマト、にんじん、じゃがいも、さつまいもを育てることにしました。

◎苗植え

5月14日、保育士から苗の植え方を聞いて、みんなで協力して苗を植えました。

年長児はこどもが中心となって、年中児はこどもと保育士が一緒に苗を植えました。年少児は、お兄さんお姉さんが苗を植えてくれるのを応援しました。

「おおきくなりますように」「お世話もがんばるからね」と大事に苗を植えました。

たくさん収穫できますように！

◎枯れた苗、そして新たな苗植え

5月23日、いくつかの苗の元気がなくて心配していましたが、とうとう枯れてしまいました。「お水が足りなかったのかな？」「お水が流れちゃったんじゃない？」など、こどもなりに枯れてしまった原因を考えていました。

「ピーマンの赤ちゃん枯れちゃったね…　なんで枯れちゃったのかな？」

こども達に「このままでは採れる野菜が少なくなる」ことを伝えると、「もう一度植えたい！」との声があがりました。

後日、新しい苗を用意し、再び植えることにしました。苗の植え方は経験済みなので、前回より更に丁寧に植えていました。

苗が枯れたことは残念でしたが、そこからこども達が原因を考えたり、より丁寧に苗を植えたりする姿が見られ、良い経験になりました。

◎収穫、食べる体験

6月下旬、きゅうりが大きく実ったので、みんなで収穫に行きました。この日の収穫は、５本。採れたばかりのきゅうりはどんな味がするかな。みんなで食べてみよう。

収穫したてのきゅうりを洗って塩もみしたものを、食べました。

薄切り、厚切り、スティックなど、切り方も変えて食べてみると、同じきゅうりでも味わいが違うことに気付きます。

野菜やきゅうりに抵抗のあるこども達も、自分で収穫したきゅうりには興味津々。この夏、収穫体験、食べる体験を重ねるうちに、少しずつ苦手意識が薄れ、みんなと一緒に食べられるようになりました。

きゅうりの収穫を通して、採れたての新鮮きゅうりはイボが尖っており、持つ場所を選ばないと「痛い」ことも知りました。また葉っぱに隠れていた巨大な「オバケきゅうり」も発見。こども達の腕や脚と同じくらい大きいものを一人ずつ持ってみて、重さを感じたり、自分のからだの大きさと比べてみたりしました。

これも野菜づくりを通しての貴重な経験です。