2025年7月29日

テーマ：

植物・生物／人・地域

年　齢：

５歳児

ねらい：

・ぶどうの袋かけを通して地域の方と交流する
・ぶどうの色の変化に気付く
・ぶどうの感触や香りに気付く

ぶどう農家のAさんから、何か届きました。

保育士が「Aさんからこれが届いたよ」と子ども達に見せると「それ、なに？」とじっと見て考える子ども達。

「Aさんがくれたからぶどうのかな？」と想像し、よく見ると袋状になっていることに気付きました。

「ぶどうの袋だよ！」「おばあちゃん、桃にもかけていたよ！」

答えにたどり着きました！

一人ずつ好きなぶどうを選んで袋をかけることを伝えると、絵や名前をかいて、自分の袋作りが始まりました。

いよいよ袋がけの日になりました。

「みんなよく来たね。袋に絵は描けたかな？」とAさん。

「描いたよー！！！」みんなやる気満々です。

「ぶどうが大きくなってるー！」

「どのぶどうにするか選んでね。」とAさんに言われ、ぶどう選びが始まります。「どれにしようかな･･･」

ぶどうを選んだらさっそく袋をかけます。

Aさんにお手伝いいただきながら･･･

「できたよ！」「○○ちゃんのはどこ？」「これだよ！」みんな嬉しそう！

「袋がけしたら、そこにこの網の袋をかぶせるんだ。なんでかぶせるかわかるかな？」

「はーい！」「わかるよ！」「鳥でしょ？」

みんな正解！

網の袋はひもでギュッとしばるだけ。

「自分でできるよ！」

「Aさん、次はいつ来たらいいの？」

「そうだな～あと２週間くらいしたらまた見においで。ぶどうの色が少し変わっているかもよ。」

「わー楽しみ！」

２週間後を楽しみに帰りました。

そして２週間後･･･

「ぶどうの色が変わってるよーーー！！！」みんな大喜び！

ここで、子ども達とぶどうを見ながら保育士は疑問に思いました。

「ぶどうはどこから色が付くんだろう？上かな？下かな？」と保育士がつぶやくと、

「上だよ！」「下じゃない？」子ども達はそれぞれの考えを言います。

Aさんに聞いてみると…「どこからか色が変わるかは決まっていないんだよ。まばらに色がつくのが、おいしいぶどうになるんだ」と教えてくださいました。

なんて不思議！

特別に、ぶどうを触らせてもらいました。「ぷにぷにする！」この前触ったぶどうとの感触の違いに気づく子がいました。

「いい匂いがするよ」

落ちたぶどうの皮をむく子もいました。

「むいたら手がぬるぬるするよ。」しばらくすると…「ぬるぬるがベトベトになったよ。」感触の違いを発見。

「Aさんも触ってみて！」と皮をむいたぶどうを手渡すと…

「そういえば、ぶどうのパックっていうのがあるらしいよ」とAさん。

これには保育士も子ども達もびっくり！お肌がつるつるになるかな～

「見て～」きれいになったかな？

「葉っぱでも試してみよう」

次は９月の上旬に訪問する予定です。その時は収穫！楽しみだな～

・ぶどうの袋かけをやったよ。自分だけのぶどう、うれしいな

・袋の上に網をかけると鳥にやられないんだって

・ぶどうは、まばらに色がつくんだって

・ぶどうの実が柔らかくなってきたら、いいにおいがしたよ

・ぶどうを潰したら、手がぬるぬるべたべたしたよ

・ぶどうのパックっているのがあるんだって。お化粧みたい！

・ぶどうの汁を付けたら、お肌がきれいになるかな

・次は収穫だ。楽しみだな。

自分で色を塗った袋を自分で選んだぶどうにかけて、子ども達は期待に満ち溢れた表情をしていました。

ぶどうの色の付き方には、保育士も驚きました。Aさんは「先生」のようで、保育士も学ぶことがいっぱいです。

今回も、目で見て楽しみ、香りを楽しみ、感触でぶどうの生長を感じ、「こうやったらどうなるだろう？」と子ども達で試しながら興味を深めていました。

子ども達の探求心に驚きながら、一緒に楽しむことができました。

次は収穫です。子ども達の反応が楽しみです。