2025年7月11日

テーマ：

植物・生物／つくる

年　齢：

５歳児

ねらい：

なぜすいかが割れたのか考える

毎朝年長児は、栽培物の水やりをしています。

この日もいつものように水やりをしていると・・・

「あ！！！すいかが割れてる！」Aちゃんの声にみんなが集まってきました。

（ここのところ暑い日が続いていたからかな・・・みんな毎日一生懸命水やりしていたのにかわいそう・・・）なんて保育士は思いました。

ところが！

「水をいっぱいあげたらまたくっつくんじゃない？」とBちゃん。

その声を聞いて、他の子もたっぷり水やりを始めました。

保育士は驚きました。

（そうか、子ども達には「腐る」という概念がまだないんだな・・・）

そして、子ども達の「きっとくっつくはず」という柔らかい発想に関心してしまいました。

割れたすいかをじーっと観察する子ども達。

「何もにおいがしないな・・・」

Cちゃんがちらっとすいかの底をのぞいてみると、白いものが見えました。

（ああ・・・腐っている・・・）と保育士は思いました。

しかし！

「鳥のフンじゃない？」「そうだよ。すいかがこっち向きになった時に、鳥がフンしたんだよ！」と子ども達。

・・・なるほど！なんて発想！！！

すると、一部の子ども達の間で話し合いになりました。

「割れたところにテープを貼ればくっつんじゃない？」「でもテープがはげちゃうかもよ？あみがいいんじゃない？それなら水やりできるし」

子ども達は、真剣です。

話し合いの結果、

割れたところにテープを貼り・・・

さらにあみをかけることで納得！！！

「これでよし！！！」

すいかの治療終了！！！さて、どうなるか！

今後を見守りたいと思います。

・すいかが割れちゃった。

・割れたすいかに水をたっぷりあげればくっつくんじゃない？

・割れたところにテープを貼ってみよう

・割れたところにあみをかけてみよう

子ども達には、「すいかが腐る」という発想はなかったようです。毎日大切に水やりをして世話をしていたからでしょうか。

悲しがる保育士の思い（表向きには出しませんが）をよそに、子ども達は前向き！

いかにしてすいかを元に戻そうか試行錯誤する姿から目が離せませんでした。

この後どうなるか、楽しみです。