春ならではの遊び　～雪解け水を使って～

2025年5月2日

例年より雪がたくさん降った戸隠、園庭にも高い雪山ができ、思う存分雪遊びを楽しんだ冬。そんな冬も終わりを告げ、戸隠にも少しずつ春がやってきました。

４月のお日様の光が、あっという間に高い雪山を溶かし、園庭は、雪解け水でいっぱいになりました。

そんな雪解け水を使い、年長さんが川を作り始めました。シャベルを使い、溝を掘っていく子ども逹。

掘った溝に少しずつ水が流れ、どんどん水が流れていきます。そんな様子を見た年少さんや年中さんも「仲間にいれて！！」と、シャベルを持って集まってきました。

年長さんが、年下の子に一生懸命シャベルの使い方や、川の堀りかたを教えてくれ、それを聞きながら真似する年中さんと年少さん。

「そっち掘って！僕はこっち掘るから。」

「これより先に水が流れないように、砂で壁を作ろう！」

みんなで力を合わせて園庭に長い長い”とがくし川”が出来上がりました。

子ども逹一人一人が、自分の役割を果たそうとする姿に、なんだか感動しました！！

どんどん流れていく水の行く先は・・・？？

手作り双眼鏡を覗きながら水を追いかけていく年少さん。大きな水たまりに行き着いて

「わあ！！！こんなに大きな水たまりになるんだ！！」

「お池みたい！！」と感動していました。

水たまりに入って「お魚いるかな？」と夢中になって双眼鏡を覗いて見ていました。

寒さが厳しい戸隠は、花も草も、ゆっくり大きくなるので、春の始まりもなかなか気がつきにくい環境でもあります。

そんな中で、育っていくとがくしっこ。目の前にある環境の中で、自ら遊びを見つけ、工夫しながら発展させていき、自然のおもしろさや不思議さに出会っていく経験を沢山積んでいってほしいと思います。

自然に存在するたくさんの要素との関わりから、
子どもたちは様々な体験を通して「気付き」を得ます。

信州やまほいく