昨年度の年長児が、卒園記念にパンジーを植えてくれました。そこへやってきたのは・・・
ツマグロヒョウモン
ツマグロヒョウモンは、パンジーやビオラしか食べません。あっという間に、保育園に咲いていたパンジーやビオラは茎だけになってしまいました。そして、ツマグロヒョウモンはすくすくと大きくなっていきました。どうしよう・・・
そこで、2つのプランターを防虫ネットで囲んでその中で育ててみることにしました。
子どもたちは、沢山の虫に興味津々。時々、抜け出した虫がいると「こわ~い」と言いながらもじーと動きを観察していました。保護者の方たちもお迎えの時などに子どもと一緒に中を覗いて、蝶々になるのを楽しみにしていました。
大きくなった虫たちは、段々上の方へ行き次々にさなぎになり、そして・・・6月下旬
さなぎから蝶々が次々に現れました。出たばかりの蝶々は羽の色が白っぽく、しばらくすると徐々にツマグロヒョウモン特有の綺麗なオレンジ色に変化していきました。
成虫になった蝶はネットの中に閉じ込めておくわけにはいきません。以上児さんが見守る中、ネットを開けて飛び立たせることにしました。
「ツマグロヒョウモンいた!
「まだこんなにたくさんサナギがいる」「1…2…3…4…数えきれないよ!」
「バイバーイ!」「元気でね!」「あんな高いところまで行っちゃった」 「僕たちのこと見ててくれるかな」
保育園を巣立った蝶々は、20匹以上いました。来年はどうなることでしょう?また、帰ってきてくれるかな?と子どもたちと楽しみにしています。