2020.11.11 山で音楽会をしよう

伊那市立長谷保育園

山で音楽会を開く計画をたてました。その準備に、枯れ木を切ったり運び出したりして、

広場を作る作業を年長組が行うことにしました。地域振興局林務課の方の力強い後押し

をいただき、初めに大きな木を伐ります。いい方向へ倒れるように、皆でロープを引っ

張ります。・・・・どぉー、倒れると「うわあっ」と声があがりました。

       

次はのこぎり体験です。3人グループでのこぎりを使います。なかなか切れない。

順番で交代、まだまだ切れない。何度も何度も交代して、ようやく切ることが

できました。職場体験に来てくれた中学生も手伝ってくれています。

繰り返すと、「腰の入った」いい力加減で、上手になってきました。

苦労しても、子ども達にはこれが一番楽しかったようです。

  

伐った木、枯れた枝を運びます。長いのは協力しよう。枯れた木の中は、ふわふわだね。

ゲジゲジや、知らない虫がいる。

作業が終わって、お話を聞きました。大きい木の名前や年・・・これは赤松で、70歳くらい。

赤ちゃんの木も探しました。

  

最後に、赤松の松ぼっくりを見せてもらい、落とすとクルクル回ることを教えて

もらいました。さっそく実験。回ったり回らなかったり、がまた面白くて、しばらく

繰り返して遊びました。

 そして 10月27日、いよいよ皆で音楽会です。

  

子ども達も音で参加するために、探し物。枝をたたこうかな。はっぱでカサカサするのは

どうかな。どの木がいい音するかな。・・・年少組の子は、張り切って大きい木を持って

きました。コンコン、コン。ほお、いい音だね。小さい木は、可愛い音。トン、トン。

   

とんぼのめがねをかけたり、おさるのかごやになったり、林務課の方の熱演に、子ども達は

大喜び。ギターの優しい音と、子どもの歌声が山に響きます。保育士のウサギや木の笛も

参加しました。

   

「どんぐりころころ」や「さんぽ」の歌で、皆の音を合わせます。コンコン、カ、カ、

カサカサ、トントン・・・。いろんな音だね。いい音だね。遠くで動物が聞いているかも

しれないね。

最上段の未満児組の席は、林務課製作の丸太のベンチ。上手に座って、木をたたいています。

音楽会が終わると、林務課の方とすっかり仲良しになり、遊んでもらいました。