伊那市立長谷保育園
山で音楽会を開く計画をたてました。その準備に、枯れ木を切ったり運び出したりして、
広場を作る作業を年長組が行うことにしました。地域振興局林務課の方の力強い後押し
をいただき、初めに大きな木を伐ります。いい方向へ倒れるように、皆でロープを引っ
張ります。・・・・どぉー、倒れると「うわあっ」と声があがりました。
次はのこぎり体験です。3人グループでのこぎりを使います。なかなか切れない。
順番で交代、まだまだ切れない。何度も何度も交代して、ようやく切ることが
できました。職場体験に来てくれた中学生も手伝ってくれています。
繰り返すと、「腰の入った」いい力加減で、上手になってきました。
苦労しても、子ども達にはこれが一番楽しかったようです。
伐った木、枯れた枝を運びます。長いのは協力しよう。枯れた木の中は、ふわふわだね。
ゲジゲジや、知らない虫がいる。
作業が終わって、お話を聞きました。大きい木の名前や年・・・これは赤松で、70歳くらい。
赤ちゃんの木も探しました。
最後に、赤松の松ぼっくりを見せてもらい、落とすとクルクル回ることを教えて
もらいました。さっそく実験。回ったり回らなかったり、がまた面白くて、しばらく
繰り返して遊びました。
そして 10月27日、いよいよ皆で音楽会です。
子ども達も音で参加するために、探し物。枝をたたこうかな。はっぱでカサカサするのは
どうかな。どの木がいい音するかな。・・・年少組の子は、張り切って大きい木を持って
きました。コンコン、コン。ほお、いい音だね。小さい木は、可愛い音。トン、トン。
とんぼのめがねをかけたり、おさるのかごやになったり、林務課の方の熱演に、子ども達は
大喜び。ギターの優しい音と、子どもの歌声が山に響きます。保育士のウサギや木の笛も
参加しました。
「どんぐりころころ」や「さんぽ」の歌で、皆の音を合わせます。コンコン、カ、カ、
カサカサ、トントン・・・。いろんな音だね。いい音だね。遠くで動物が聞いているかも
しれないね。
最上段の未満児組の席は、林務課製作の丸太のベンチ。上手に座って、木をたたいています。
音楽会が終わると、林務課の方とすっかり仲良しになり、遊んでもらいました。