植物・生物 火 食 つくる 山菜を食べよう

2020年7月7日

テーマ:
植物・生物/火/食/つくる
年 齢:
5・3・2歳
ねらい:
・お友達と一緒に、山菜採りを楽しもう
・山菜を調理して、美味しさを味わう

活動内容

【蕨を採りに、行こう!】

ゲレンデは、すぐそこです。お散歩バッグにナイロン袋いれて、さぁ、蕨はあるかなぁ~。ドキドキ。蕨は、どこ?「あったよ」「どこどこ」「ここにも」「あそこにも」長いの短いの様々です。「さぁ、どれを採る」

腰を低くして、しっかり握って

しっかり根元から採ります

〇「さあ、保育園に帰って、灰汁抜きをします」・・・蕨は、灰汁抜きしないと食べれません。

・灰汁抜きに必要な物は何?・・・2種類あります。「さぁ、どちらが美味しくなるかなぁ?」

重曹

★灰を使っての灰汁抜き・・・「さて、どの様にするのかな?」

ひよこ組のお友達が蕨を容器に入れます

灰をかけて

熱ーいお湯をかけます

★重曹を使っての灰汁抜きです。

蕨の切り口に重曹をつんつんと付けます

「重曹がついたよ」

★さぁ、どうなるかなぁ?

次の日色がそれぞれ違うね

「重曹は、何色?」「緑」・・・・「灰は、何色?」「茶色」

〇茹でて食べよう!

・灰汁抜きできたかな?重曹を使った蕨は、どうかな?灰はどうかな?楽しみだね。

★きれいに洗いましょう。

「なんだか臭いね」「茶色のお水になったよ」

★それぞれ鍋に入れて茹でます。

「いい匂いになってきた」

★茹で上がった蕨の食べ比べ。

何もつけずに食べたら・・・「まずい」

・何をつけたら美味しくなるのかなぁ?・・・「さとう」「マヨネーズ」「醤油」と子供たちの声

・準備して食べてみましょう!

★砂糖をつけた味はどうかな。「美味しい」

醤油にマヨネーズにおかか醤油、どれが一番おいしかったかな?

どの味も美味しくて、やめられません。

★重曹と灰の灰汁抜きどちらの方が美味しいかな?

子供たちは、「こっちが美味しい」・・・重層でした。

大人は、「シャキシャキしていて美味しい」・・・灰でした。

※みんな、蕨が大好きになりました。

 

【フキを採りに、行こう!】

保育園の下の土手には、たくさんのフキの葉が・・・。

根元からとって、「葉っぱを取るんだよ」と声をかけられ、袋の中にはフキの棒が・・・

「採れたよ」

〇フキを煮て食べてみよう

★茹で上がったフキの棒の皮むきです

さぁ、むきむき!洋服を脱がしてはだかんぼ。「びろーんとむけた」

★さぁ、食べてみよう

触ってみると「ぷにゅぷにゅしている」

食べてみると「にがーい」

★お出汁の入った醤油でぐつぐつ煮られて、お鍋の中で一休みさせてから「いただきまーす」

「おうどんの匂いがする」・・・食べてみると、ちょっと子供たちは苦手だったかな

【蕨の美味しさを知った子供たちは、蕨採りのとりこになってしまいました。】

【残念ながらフキ採りは・・・・・。】

 

 

 

 

子ども達のきづき

〇蕨の灰汁抜きの仕方に、灰と重曹を使ってどんな違いがあるか比べてみて、色の変化が印象的だった様子。特にお湯をかけた時に、緑と茶色に変化したことに驚いていた。

〇蕨の匂いが茹でるといい匂いになったことに気づいた。味をつけないで食べてみると「まずい」と言ってどの子も苦い顔をしていた。どんな味をつけたいと聞くと「砂糖」という声が上がり、大人では考えられないと思ってしまうけれど、食べてみると「美味しい」と子供たちの声。やはり、マヨネーズ・醤油をつけて食べる子が多かった。

〇重曹で灰汁抜きをした柔らかい蕨をおいしいと感じた。保育士は、シャキシャキした灰で灰汁ぬきした蕨が美味しく感じ、子供と大人の食感の違いを知った。

〇フキの棒の皮むきをしたことで、びろーんとむける楽しさを感じ、集中し取り組んでいる姿が見られた。

〇フキの棒を茹でた後とゆでる前の感触の変化に気づいた。

 

事例に対する保育者の思い

〇志賀高原の山菜を毎年採って自宅に持ち帰っているが、家で食べているのか?灰汁を抜かないと食べれないことを知っているのだろうか?と思い、この活動を行った。子供たちが美味しさや食べれるまでの過程を経験できる良い活動となった。蕨の美味しさを知り、子供たちから採りに行きたがるようになり、蕨の収穫の量が日に日に増え、収穫して食べる喜びを知ることができた。

〇志賀高原の自然の中で生活している子供たちに山菜の味覚を味わってほしい願いから、家では食べない山菜をみんなで調理して食べたことで、美味しさを感じた。調理の様子を見たり、下準備をしたり、味見をしてみたりする中で「食べたい」という気持ちへと変化し、食べれるようになったと思う。

〇灰汁の抜き方に、灰と重曹があること、どんな違いがあるのか調べたことで、子供たちの反応やいろいろな言葉が聞かれて、保育士も参考になった。

〇自然を生かしての食の経験ができ良かった。今後も自然を通した経験を大いに取り入れていきたい。

しがこうげんほいくえん 志賀高原保育園

園の形態 普及型
代表者氏名 園長 : 岩本 光
運営法人 山ノ内町
運営法人代表者名 町長 平澤 岳
園の設立日 1974.8.1
認定日 2019.9.13
区分 保育所
住所 〒381‐0401 下高井郡山ノ内町平穏7148
エリア 北信
お問い合わせ先 TEL : 0269‐34‐2808 
FAX : 0269‐34‐2808 
MAIL : shigakogen-hoikuen@town.yamanouchi.lg.jp
ホームページ http://www.town.yamanouchi.nagano.jp/kenkofukushi/hoikuen.html
定員数 未満児 : 人 3歳児 : 人 4歳児 : 人 5歳児 : 人 6歳(学童)以上 : 人
基本開所曜日 月、火、水、木、金、土
基本開所時間 8時30分~16時30分
延長保育の有無
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