2015.12.25

森のようちえん ぴっぴ : 新井 恵理 さん

『森のようちえん ぴっぴ』に通って

Q1 通われている園を選んだ理由(魅力など)を教えてください。

友だちに話を聞いて見学に来たとき、自然の中にあるというのはもちろんなのですが、保育のスタイルが自然な雰囲気だったというのが一番の入園動機でした。
子どもたちが遊んでいる姿にムリがなくて、保育者も自然で、森の空気に気持ちよくなじんでいたことに惹かれました。

Q2 入園以降のお子さまの変化や成長についてどんなことを感じますか。

安心して遊べる環境の中で、思うがままに遊べる自由さがあり、変なブレーキが効いていないので、自由な発想力を持つことにつながっていると思います。キャラクターのオモチャももちろん好きですが、葉っぱや石、ドングリなど、そこにあるもの何でも遊べるようになりました。
空想の世界がぶわっと広がるのですが、それは大人には追い付いていけないほど。すごい発想力を持っているなと感心することがたくさんあります。自然の中で育つことで、表面的なことだけではなく、心の豊かさも育つのだと感じることがたくさんあります。
子どもたち自身が遊びの中や日々の生活の中で、ものすごく考えて自分の心のままに行動する機会をたくさん与えてもらっていることが、心の成長につながっているのだと思います。

Q3 園の活動や子ども達の様子について、印象的なエピソードがあれば教えてください。

エピソードはたくさんありすぎて、何を話せばいいのか分からないほどです。どの子を見ても、この子たちの将来が楽しみだなって思います。ぴっぴがそんな風に思える場所なんですが、子どもはもちろん、私自身も楽しめているのがよかったと思います。

Q4 「様々な体験活動を幼児期から積極的に取り入れる自然保育」についてどう思われますか。

何事も、本人が納得するまで見守ってくれる環境があることが何よりの魅力です。
次女はこだわりが強い部分があり、どうしても人とぶつかることがでてきます。こだわりを貫き通すには時間がなかったり、余裕がなかったりと、いろいろな妨げがあるのですが、ぴっぴでは、それすら見守ってくれます。そうやって納得行くまでやらせてもらえるので本人も納得し、相手のことも受け入れることができるようになったと思います。
きょうだいげんかを見ていても、大人が介入しなくても折り合いをつけていることがよくあります。この先、岐路に立たされることや、些細なことでお友達とケンカしたり、人付き合いに悩むことがあると思いますが、どれもよく考えて、自分のことと相手のことを程よく折り合いをつけて進んでいけるのではないかと思っています。そういった心の成長ができるのが自然保育だと思います。

Q5 最後に、今後、みなさんの園に入園される親子のみなさんへメッセージをお願いします。

自然保育では、親も変わることができ、あまり世間の目を気にしなくなります。周りの子と比較したり、張り合ったりということはなく、自分の子供やお友達のありのままの姿を受け入れることができるようになります。
日常生活では、ついつい大人の目線で子どもの行動を判断しがちなのですが、子どもの判断とか行動を、少し長く待ってあげられるようになります。そうすると、子どもが自分の気持ちに折り合いをつけられるようになり、自己肯定感を持てるようになります。これは将来、力強く生きていくのに必要なことですので、自然保育はいいと思います。