2017年6月13日

テーマ：

土／植物・生物／水／空・天気／人・地域

年　齢：

2歳児

ねらい：

・身近な自然に親しみ、春の生き物や草花に触れて遊ぶ。

今日は初めて未満児さんだけでお散歩をしました。少し肌寒い日でしたが、子ども達は元気いっぱい！

広い農道で体を沢山動かし満足すると、だんだんと周りに目を向け様々な発見を楽しみ始めました。

「あ、とりさんだ！」「せんせい、おおきいね！」

「あのね、ちょうちょがいてね！むこうにいっちゃったの！」保育士や友達に伝えたいことがいっぱい！みんな知っている言葉で一生懸命伝えてくれます。

おや？こっちは何をしているのかな？？みんなで集まって何かを見つめていますよ。

「かえるいたねー！」「いたねー！」みんなの視線の先にはあまがえるがいました。

「せんせい！かえるとって！」まだ触れることが怖い子ども達ですが、触ってみたい気持ちはありいつも保育士が捕まえて、子どもがかえるの頭を撫でています。しかし、今日は違いました。一人の女の子が「ちょうだい！」と言い、手の平でかえるををそっと包んでみんなに見せてくれました。

「かわいいね。」「ちょっとつめたいね。」とかえるとの触れ合いを楽しみ、そっと草むらへ帰してあげていました。

ゆっくり散策を楽しみながら農道を歩き、ここから先は車が通る道になるのでお友達と手をつなぎます。

「がんばれー！！」先に着いたお友達が後ろのお友達を応援してくれていました。

お友達が着くと、「やったー！ゴール！！」と大喜び。さぁ、手をつないで出発です。

道の途中で、森のそばを通ると

「くらいねー。」「こわいねー。」「おばけいるかなー。」とちょっとドキドキ。子どもの目線になると、大きな木の影で暗くなった森はおばけが出そうな風景に見えました。

小学校の広い校庭に着くと、一斉に走り出しました。

ふと、立ち止まる女の子。

何をみているのかなーと様子をみていると、写真では分かりにくいのですが、女の子の周りにある背の高い草花が風の影響でゆらゆらと揺れている様子をじーっと見ていました。

彼女にとっては、とっても大きな草。動く草はきっと不思議な光景に見えたのでしょうね。数分間見つめた後に、ちょんと触っていました。

岩場では、男の子２人が何かに夢中です。

視線の先には小さなダンゴ虫！「うごいてるね。」「落ちちゃうよ！」草で囲っていました。

虫には興味があるけどちょっと怖くて、隣でずっと見ていた男の子ですが、お友達がいなくなった後ダンゴ虫が動き出すと、

近くにある葉っぱを使ってダンゴ虫を動かそうとしていました。「ものを使う」なるほど、よく考えているなー！と感心しました。

大好きなショベルカーを見たり、一休みしたりと思い思いの時間を過ごし、保育園へと帰りました。保育士もとても楽しい一日でした。

「うんとこしょ！どっこいしょ！まだまだかぶはぬけません！」と大きな声が聞こえてきました。

大きな草を抜こうと頑張る子ども達。「抜けなーい！」「だめだー！」大人の力でも片手では抜けないくらいしっかりと根がはっていました。

「座ってみる！」と体勢を変え、「うんとこしょ！どっこいしょ！まだまだかぶはーーー」

「ぬけたーー！」「みてみて！ぬけたよ！」と嬉しそうな女の子。「すごいね！頑張ったね！」みんなで大喜びしました。

その様子を見ていたお友達も挑戦。

「うんとこしょ！どっこいしょ！」

すぽーん！と草が抜け、ころんと転ぶ！「あはは！たのしいね！」だんだんと転ぶことが、楽しくなりみんなで転がって遊びました。

今回の活動では、子どもの目線で景色をみたり、子ども達の興味がどこにあるのか考えたりする中で、子ども達が楽しんでいる世界を知ることができました。また、日々の遊びの中でも少しずつ成長する姿が見られとても嬉しく感じました。一日の生活の中にねらいを持ち、子どもたちの成長を見守っていきたいなと思いました。