土 植物・生物 水 空・天気 人・地域 食 よもぎで実験!!

2017年6月2日

テーマ:
土/植物・生物/水/空・天気/人・地域/食
年 齢:
4才児
ねらい:
身近な自然の中で好奇心や探求心を持って関わり、考えたり、試したり工夫して遊ぶことを楽しむ。

活動内容

やまほいくでお伝えしているように信濃町の保育園では一茶献立習慣で俳人「小林一茶」の俳句にちなんだ給食やおやつを頂きました。

その際、メニューで頂くよもぎを5才児と散歩で採りに行ったのですが、よもぎを見つけると「これがよもぎだよ」と知っている子ども達も沢山いて驚きました。

「小さいお友達が食べるから土が付かないように採ろうね」

と、夢中になって採る姿は真剣そのもの。

袋いっぱいに保育園に持ち帰りおやつで頂きました。

これはよもぎだんご。

こちらはよもぎ蒸しぱん。

みなさん、お気づきでしょうか・・・?そうです。なぜかよもぎがおやつの日は外が良いようで、はりきって外へ出て行く子ども達です。

外で食べる解放感に、こいのぼりを歌う声も自然と大きくなりますね。

 

 

子ども達のきづき

さて、そんな子ども達、わくわく広場でよもぎを発見!!

その時,ある疑問が・・・

「どうやっておだんごに緑色をつけるの?」

さあ、予想大会の始まりです。

「おだんごによもぎを混ぜるんだよ」

「だめだよ。つぶしてから丸めるんだよ」

「えーーー!!そのまま混ぜても色が付かないよ」

「よもぎはつぶすとどうなるの?」

「おだんご緑だから緑色だよ。」

「黒かも。」

「茶色かも。」

「みどりだよ。」

(・・・・・・・・・・・・・・・この後エンドレス。)

「ねえ、よもぎジュースを作らない?」

「いいね。作ろうよ。」

どうやら、作ってみることで落ち着いたようです。そんなやりとりをしているとあっという間に給食の時間。

「続きは明日やろうね!!」とよもぎを水に入れていました。

 

さて、次の日。実験開始。

バケツやカップや水等、子ども達が必要と思うものをわくわく広場へ持っていきました。

  1. よもぎと水をバケツに入れる。
  2. よもぎをつぶす。
  3. つぶしたよもぎを水の中で混ぜながら色を出す。
  4. ペットボトルに移す。

こどもたちの作り方を見ていると大体こんな感じです。

しかし、石や木でつぶすのですがなかなか上手に色が出ません。

相談しながら、ザルで擦る方法にたどり着きました。

ごしごしとよもぎを擦りいよいよペットボトルに移します。バケツをのぞいても色がよくわからないので子ども達はドキドキです。

真剣に見守りながら色水が見えてくると「すごーい!!」と大興奮でした。

「茶色だね」

「少し緑だよ」

「バケツが汚いから茶色なんだよ」

子ども達の気づきや発見や疑問は聞いていて楽しいです。

なにはともあれ・・・・・・

実験大成功!!

 

事例に対する保育者の思い

実験を始めてから色水を作るときは必ずバケツとザルを洗うようになりました。

さらに、花をつぶして色水を作ったり、実をそのまま入れたりと色水遊びが盛りあがりジュースやさんに発展しています。

なぜだろう?どうしてだろう?どうやるの?こうやってみよう。

と、子ども同士で繰り返し、繰り返し試すことで失敗しても「もっとやりたい」という楽しさにつながることを改めて感じました。

つい、言葉をかけたくなるところを子ども達に任せながら、でも目はかけたり環境を整えることの難しさを感じながらもどんどん広がる子ども達の世界に魅力を感じます。

果てしなく広がる世界と追求心を大事にしながら今の活動を見守っていみたいと思います。

しなのちょうりつかしわばらほいくえん 信濃町立柏原保育園

園の形態 普及型
代表者氏名 園長 : 柳澤 美香
運営法人 信濃町
運営法人代表者名 信濃町長
園の設立日 1963.7.1
認定日 2015.10.13
区分 保育所
住所 〒389-1305 上水内郡信濃町柏原2571-1
エリア 北信
お問い合わせ先 TEL : 026-255-3740 
FAX : 026-255-3740 
MAIL : kasiwa-h@town.shinano.lg.jp
ホームページ https://www.town.shinano.lg.jp/
定員数 未満児 : 30人 3歳児 : 25人 4歳児 : 25人 5歳児 : 25人 6歳(学童)以上 : 0人
基本開所曜日 月,火,水,木,金,土
基本開所時間 7時30分〜19時
延長保育の有無 要問合せ
園児募集 要問合せ
保育者募集 要問合せ