土 植物・生物 水 食 つくる カブトムシの家をつくろう!

2019年7月30日

テーマ:
土/植物・生物/水/食/つくる
年 齢:
3才児
ねらい:
・身近な動植物に親しみをもって接する
・生き物と触れ合う中で、発見を楽しんだり、考えたりしようとする

活動内容

 

いよいよ梅雨も明け、セミの声が多く聞こえるようになりました。

そんな中、いちご組の園児のお父さんがたくさんのカブトムシを持ってきてくれました!
カブトムシを見た子ども達は大喜び!
何も入っていない淋しい飼育ケースに入っているカブトムシたちを見ていた子ども達は
「土とか入れてあげないとかわいそうなんじゃない?」                                           「おなか空いてないかな?」
「葉っぱとか入れてあげた方がいいよ!」などと、心配する声があがり、
「じゃあ、早く給食を食べてカブトムシのお家つくる?」と言葉かけをすると「うん!」と全員元気よく返事をし、勢いよくご飯を食べます。

この日の給食に出たスイカを見て、                                                                            「カブトムシお腹すいてると思うからスイカあげようよ!」とカブトムシにあげるために少し残しておきました。
早く食べ終わった子は待ちきれなくずっとカブトムシを見ています。
ちょっと遅れて食べ終わった子達も「待ってー!」と急いでカブトムシの所へ駆け寄ります

全員揃ったところでまずは飼育ケースに土などを入れるため、カブトムシたちをバケツへ引っ越しです。
カブトムシを触るのはまだ少し怖い子もいて、一人の子しか持つことが出来ません
しかし、一人の男の子が「メスなら触れる!」と言い挑戦してみますが「やっぱ無理~!」と逃げていきます。
やっぱりカブトムシの足が怖いみたいですね。

カブトムシを引っ越しさせたら次は畑の土を入れていきます。
「かたーい!」「大きいシャベルの方が掘りやすいんじゃない?」
自分たちで考えて、大きいシャベルで掘っていきます。
するとそこに、保育園におがくずがあり、他のクラスの先生が持ってきてくれました!
おがくずを「たくさん入れた方が喜ぶよね」とたくさん入れます。
おがくずを入れながらカブトムシも飼育ケースへ戻すので、カブトムシは真っ白、、、
しかし最初は「こわいー!」と言って“ちょん”としか触れなかった子達も、「角を持てば良いんだよ」と持てる子からアドバイスを貰ったり、少しずつ挑戦していくうちに気づけばほとんどの子達が持てるようになっていました。
持てるようになったのが、嬉しくてたまりません!
「持てたよー!」と満面の笑みで見せに来てくれます。

おがくずも入れ終わり、「あと何を入れた方が良いかな?」と聞くと、「木の枝!」「葉っぱも食べるよ!」「あと砂も!」どんどんアイディアが出てきます。「この虫もたべるかな?」と虫を捕まえてきたり、「喉も渇いてるよ!」と水をあげる子達も。

そして、残しておいたスイカもあげます。

一生懸命に木の幹を削っている子達
「何しているの?」と聞くと「木の蜜とっているの!カブトムシ蜜好きだから!」
残念ながら蜜は取れませんでしたが、発想がとてもすごいですよね!

全員で力を合わせてカブトムシのお家が出来ました!
飼育ケースを園内に運ぶときは争奪戦です「僕が、私が運ぶ!」とみんなでギューギューになりながら「よいしょ、よいしょ」と運んでいました

園内に運び終わったら、カブトムシの様子を見て「スイカ食べてる!」「木の棒に上っているよ」と自分たちがつくった家で動いているカブトムシを見て嬉しそうでした。

これで終わりではなく、カブトムシの様子を観察し、生き物を観察する力を育てていけたらいいなと思います。

子ども達のきづき

カブトムシが来てからみんなカブトムシに釘付けです。
カブトムシと触れあい毎日観察を楽しんでいます
「このカブトムシ角無いよ、怪我しちゃったのかな?」とメスのカブトムシを指で指しながら言っています。
怪我をしている訳ではなく、元々ないことを伝えると「よかった~」と安心した様子。
そんな姿をみて、思わずほっこりしてしまいました。
また、「見て!お腹がふわふわしている!お腹温かくするためかな?」「足はぎざぎざしているよ」などと、たくさん発見をしています。
じっくり観察しているからこそ見つけた発見ですね!
見るだけでなく触って感触も感じていました。

事例に対する保育者の思い

戸外には今、たくさんの生き物がいます。
小さな虫を見つけると「あ、虫だ!」と喜んで駆け寄ります。
最初は虫を強く握ったり、投げていた子ども達も多くの生き物と接していくうちに
「優しくしないと苦しいよ」と優しく触れ合ったり生き物の気持ちになって考える姿が多く見られるようになってきました。
このように生き物と関わっていく中で少しずつ命の大切さを伝えていきたいなと思います。

今回、子ども達全員がカブトムシに夢中でした。夢中になった時の子ども達の発想、行動力はとてもすごいです。面白い発言もたくさん出てきます。
今後も子ども達が夢中になっていることを逃さず、充分に出来る環境を保育者が用意し、子ども達なりに、とことん追究していってほしいなと思います。

しなのちょうりつふじさとほいくえん 信濃町立富士里保育園

園の形態 普及型
代表者氏名 園長 : 根津 ちひろ
運営法人 信濃町
運営法人代表者名 信濃町長
園の設立日 1974.4.1
認定日 2015.10.13
区分 保育所
住所 〒389-1314 上水内郡信濃町穂波446
エリア 北信
お問い合わせ先 TEL : 026-255-3416 
FAX : 026-255-3416 
MAIL : fujisato-h@town.shinano.lg.jp
ホームページ https://www.town.shinano.lg.jp/
定員数 未満児 : 12人 3歳児 : 13人 4歳児 : 13人 5歳児 : 13人 6歳(学童)以上 : 0人
基本開所曜日 月,火,水,木,金,土
基本開所時間 7時30分〜19時
延長保育の有無 要問合せ
園児募集 要問合せ
保育者募集 要問合せ