土 植物・生物 人・地域 出会いと別れ…

2018年8月21日

テーマ:
土/植物・生物/人・地域
年 齢:
4歳児~5歳児
ねらい:
・身近な自然に触れその美しさ、不思議さなどに気付く。
・生命の尊さに気付き、、いたわったり、大切にしたりする。

活動内容

信濃町本来の涼しさが訪れ、おやつ後は危険な暑さのためお休みしていた園庭遊びもやっと解禁!「やったー!」と帰りの用意をした子ども達が外へ飛び出していきます。午後の風が心地よい中、渡り鉄棒をしたり、木登りをしたり思い思いに楽しんでいます。

 

すると男の子が3人「先生!見てみてー!」「せみのぬけがらが動いてるー!」と大騒ぎで戻ってきました。これは…せみのぬけがらではなくて幼虫では?と思いながら「すごいねー!」と話を聞いていると、「ちがうよ!これぬけがらじゃなくてこれからせみになるんだよ!」と知っているお友達がいてみんなに教えてくれました。いつもせみの鳴き声をたよりに網を持って園庭の木を探索している、せみが大好きなせみ博士です。「そっかー!」「すごい!」「どうする?」「まだ赤ちゃんだから飼おうよ。」「ご飯あげれば大丈夫!」と飼うことになりました。あとからもう1匹見つけたので2匹の幼虫です。

土を入れてもらった幼虫ですが、登るところがありません。

保「せみの幼虫ってどこにいたの?」

子「下に落ちてた!」

保「せみになったらどこにいるかな?」

子「木!あ!登るところつくらなきゃ!」と無事に木を入れてもらい羽化の準備が出来ました。

保育士が心配で家に連れて帰り、一晩観察したのですが夜中1匹は成虫になりました。ですがもう1匹は朝8時頃から羽化が始まったのです。このタイミングならみんなが登園した頃に見られるかもしれない!

登園したみんな。せみのことで頭がいっぱいです。おはようの前に「先生!せみどうなった?」

かばんを下ろすのも忘れて、せみにくぎづけです!図鑑を置いておくとせみの名前を調べたり、字が読める子はみんなに読み聞かせてくれたりしていました。

飼育ケースをこまめにのぞき、「今これくらいかな。」「体まだ白いもんね。」と図鑑と見比べて観察は続きました。

2匹とも成虫になりみんなで話し合い、おやつ後に逃すことになりました。

「ばいばい!元気でね!」と一人ひとり手の上に乗せてさよならをしました。

大きいせみのほうは元気よく飛んでいきました。「あ!あそこにいるよ!」と飛んでいく方向をみつめるみんな。心配そうに見ています。

もう1匹のほうは小さく、羽がうまく広げられずに乾いてしまい、飛べないようです。「木につかまらせればいいよ!」「どこがいいかな?」と園庭中を探していましたが、「プールから見えるかもしれない。」「前にこの木でせみを見たから!」とプール近くの木に決まり、逃しました。

子ども達がいっぱい空を飛べるようにと逃したせみ。7日間元気に過ごせるといいなと思います。

子ども達のきづき

せみが大好きなせみ博士。帰る時になり、お家の人に見せたい!家へ連れて帰りたい!と言い始めました。自分で見つけたせみです。もっともな意見です。でも帰りの会で、みんなで見たいから園に置いておこうと決まったので無理やり持って帰ることはしません。お家の人と保育士に持って帰りたい!という気持ちを示して、自分の気持ちを切り換える努力をしているのです。写真はありませんが、涙目になりながら折り合いをつけることが出来たせみ博士。大きな心の成長になったと思います。

羽化したせみをどうするかの話し合い。みんなで丸くなり、逃すのか逃さないのかを決めています。

「えさあげれば大丈夫だよ!カブトムシみたいに!」と飼いたい派の意見。

「だめだよ!1週間しか生きられないんだから!」と逃したい派の意見。

1週間てどのくらい?と分からないお友達もいたので、部屋にあるカレンダーで数えてみました。今日が○日だから、1、2、3、…とみんなで数えると、あっという間です。

子「え?もう?」「この日に死んじゃうってこと?」

保「そうかもしれないね。」

子「…。」しばらくの沈黙。

「やっぱり逃そう。」一人が小さな声でつぶやくと「そうだね。」と決まりました。

そこからいつ逃すのかの話し合いが始まり、1日一緒に過ごしておやつの後と決まりました。(みんなで逃したいから)「今日はみんな早く起きてさっとおやつ食べるよー!」と声をかけているお友達もいました。

ずっと見ていたい、飼いたいという気持ちと7日間しか生きられないからかわいそうという気持ち。話し合うことでいろいろなことに気付くことができたと思います。

事例に対する保育者の思い

保育園ではカブトムシ、めだか、かたつむりなど小さな生き物をたくさん育てています。毎日世話をしていますが、死んでしまうこともあります。お墓を作り死んでしまった虫をかわいそうに思い、命の尊さを知る機会となっていますが、今回は生きている時間を大切にしてあげることで命の尊さを感じることが出来ました。命の大切さを伝えるのは難しいことですが、小さな生き物の気持ちになって考えることで、少しずつ伝わっていけばいいなと思います。

しなのちょうりつふじさとほいくえん 信濃町立富士里保育園

園の形態 普及型
代表者氏名 園長 : 根津 ちひろ
運営法人 信濃町
運営法人代表者名 信濃町長
園の設立日 1974.4.1
認定日 2015.10.13
区分 保育所
住所 〒389-1314 上水内郡信濃町穂波446
エリア 北信
お問い合わせ先 TEL : 026-255-3416 
FAX : 026-255-3416 
MAIL : fujisato-h@town.shinano.lg.jp
ホームページ https://www.town.shinano.lg.jp/
定員数 未満児 : 12人 3歳児 : 13人 4歳児 : 13人 5歳児 : 13人 6歳(学童)以上 : 0人
基本開所曜日 月,火,水,木,金,土
基本開所時間 7時30分〜19時
延長保育の有無 要問合せ
園児募集 要問合せ
保育者募集 要問合せ